花をモチーフに"ふわラー写真展" 乾英男個展


fuwaraten1.jpg 花をモチーフに「ふわラー写真展」が、7月16日(土)・17日(日)・18日(月・海の日)10:00から17:00まで、株式会社トベックス自遊林内(銭函2)ギャラリー「月」で開かれ、癒しの世界が広がっている。
 撮影者は、小樽出身の乾英男氏。高校まで小樽で過ごし、現在は札幌在住の会社員。ふるさとを愛し被写体を求め、度々小樽を訪れ、オーセントホテル(稲穂2)1階ギャラリーで、路地裏や坂道など小樽の素顔の風景を集めた個展「小樽スケッチ」を開催している。
 ふわラー展は、昨年も同時期に開催され、今年で2回目。昨年の個展後から1年間に撮り貯めた新作約50点を展示している。
fuwaraten2.jpg トベックス自遊林内のギャラリー「月」は、池や吊り橋があり、おとぎの国を思わせる場所で、ギャラリー内部は、乾氏の作品に合った空間で、白壁には白いフレームに入れた作品を、白木の棚の上には、白木のフレームを使い展示に配慮した。
 自宅周辺や百合が原公園など、身近な場所が主な撮影場所。雪解けとともに、カタクリやチューリップ・ツツジ・コスモス・ダリヤ・たんぽぽなどの花々から作品を生み出している。
 被写体と自分との距離や花のバックの色を計算して、前ボケと絶妙なグラデーションを生み出し、どれも柔らかく優しい雰囲気が特徴で、ふわっとした作品からふわラーと名づけた。
fuwaraten3.jpg 枝を避けたり、水滴を施したりなどの手法を一切加えず、自然のままの状態から作品を生み出し、画像加工もしていない。その日の天気も受け入れ、曇りの日も影が強くならず柔らかな仕上がりに効果的、雨あがりは、水滴をうまく使い作品に生かしている。
 草の緑をぼかし、白樺林に真っ赤なツツジの作品は小樽公園で撮影。たんぽぽの綿毛が飛ぶのを待った作品や蜘蛛の巣が弾けた作品、オンコやダリアなど興味深い撮影裏話も語ってくれる。乾氏は、「特別な花じゃなく、たんぽぽなど身近な場所に咲いている花を被写体にしている。会場の空間で癒されて」とPRした。
 なお、10月上旬オーセントホテルで、乾英男個展「小樽スケッチ」を予定している。
 ふわラー写真展 乾英男個展 7月16日(土)〜18日(月・海の日)10:00〜17:00
 株式会社トベックス自遊林内(銭函2)ギャラリー「月」 入場無料
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