絶品アフリカンアート展!トベックス内ギャラリー


 アフリカ・ジンバブエの首都ハラレにある音楽事務所「ジャナグルアートセンター」(高橋朋子代表)が主催するアフリカンアート展が、8月18日(木)から21日(日)まで、トベックス(銭函2)内のギャラリー月(ムーン)で初開催されている。
 キリンやカメレオンなどの野生動物やコンゴのマスク、人々の暮らしをモチーフにした絵画やタペストリー、アクセサリーなど約6,000点を展示販売している。

 同センターで学ぶ子どもと指導者で結成した「ジャナグル」は、毎年夏に日本ツアーを実施し、今年も沖縄から北海道まで42日間のツアーで、演奏と歌を披露し多くの人々に感動を与え無事に終了した。同メンバーは、一足先にジンバブエに帰国。高橋さんは日本に残り、アート展を開き、売上は同センターの運営費や子ども達の学費に充てられる。
 会場は、北海道ログハウス建築のトベックス銭函本社内にあり、池の中の橋を渡ると、ギャラリー月(ムーン)がある。真っ白な壁に白木のテーブルが設置してあり、写真展などに利用されている。
0818africanart1.jpg 今回もジンバブエやウガンダ、ケニアなどアフリカ在住の工芸作家達が、木や石などの天然素材や瓶の蓋や空き缶・メタルシートを再利用したアフリカンなアート作品を取り揃え、異国情緒漂う作品が所狭しと展示され、来場者の目を楽しませている。
 中でも、同展でお馴染みのジンバブエ在住の画家アイリーンは、カラフルな色彩でジンバブエの人々の日常や野生動物をトレーや鏡、壁掛け、カップやシュガーポットなどに描いた作品を、同じジンバブエ在住のMr.ブッカーは、王冠のバッチやメタルシートからカエル・カメレオン・トカゲ・キリン・ライオンなどを作り、モビールや置物にリサイクルした作品に人気がある。
 イプア(草)で編んだ籠はビンガ民族の伝統工芸品で、各地域で編み方が違うなど、繊細な模様や編む技術に感動を受ける。他にも、石で作ったかたつむりの置物やカップなど素朴な素材から見事な作品が生まれている。
0818africanart2.jpg 高橋さんは小樽出身で、1979(昭和54)年に、大阪で観たジャマイカのレゲエ音楽の第一人者ボブ・マリーに魅了され、1986(昭和61)年にジンバブエに渡り30年が経つ。日系企業や日本大使館に勤務したのち、1992(平成4)年に、地元のミュージシャンと「ジャナグルミュージックプロダクション」を設立。2002(平成14)年に大人のバンド「ジャナグル」を伴って来日。
 2005(平成17)・2006(平成18)年に全国ツアーを実施。2010(平成22)年からは、ジャナグルアートセンターで学ぶ小中学生と先生によるツアーを開始。伝統楽器による歌とダンスを披露し、各地で聴衆を魅了し続けている。また、春にはスペースアルト(稲穂2)でアート展を開催している。
 高橋さんは、「カモが泳ぐ池の木の橋を渡った所に会場があり、自然溢れる雰囲気の中、アフリカの作品を展示販売している。伝統工芸品の籠類を取り揃えている。この機会にぜひ足を運んでいただきたい」と話した。
 アフリカンアート展 8月18日(木)〜21日(日)10:00〜17:00
 トベックス(銭函2)内のギャラリー月(ムーン) 入場無料
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