音読活動の充実! プロから学ぶ指導者研修


 小樽市教育委員会は、8月1日(月)10:00から12:00まで同会3階第2委員会室で、音読指導研修講座を開いた。市内小中学校の教員をはじめ、読み聞かせボランティア、地域コーディネーター58名が参加した。
 講師には、FMおたるパーソナリティーや各イベントの司会、話し方講座でお馴染みのgift of voice代表の石橋八千代氏が務めた。
ondoku.jpg 児童生徒に読む力・表現する力を育てる音読指導の在り方について、講義・演習を通じて理解を深め、各学校の音読活動の充実に資することを目的に、同教育委員会として初めて開講した。
 石橋氏は、声のトレーニングには欠かせない基本となる複式呼吸に注目し、「声が通りやすい」、「ハキハキした印象を与える」メリットを指摘。
 実際に、複式呼吸を使い声を出してみた。質疑応答では、複式呼吸について、一音でなく、連続した音での使い方について質問があった。
 この他、スピーチする内容をあらかじめ黙読して把握し、どこにポイントをおいて話すか、イメージできるまで黙読を繰り返すこと、高い声は強いエネルギーを持ち、言葉を際立たせる効果があることや、「嬉しい」や「楽しい」は、声に色をつけるなど。
 また、言葉にはエネルギーがあり、相手に与える影響も大きく、言葉を大事に使うことを日々意識するよう求めた。明るさ・表情・呼吸・声の色(気持ちをイメージ)・テンポをバランス良く、意識して話すことが大切であるなど、話し方のポイントを伝授した。
 受講者は、メモと取りながら、熱心に講義を聴いていた。