ニコン愛好家が発表 "ニッコールクラブ写真展"


 ニコンのカメラ愛好家が集まるニッコールクラブ小樽支部(本郷正利支部長)の1年間の集大成となる写真作品展が、8月24日(水)から28日(日)まで、市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリー2で開かれている。
 会員14名のカラー・モノクロ53点を展示。北海道ならではの野生動物や旅先でのひとコマなどが展示され、来場者の目を楽しませている。
nikkorclub1.jpg 同会は、仲良く楽しくをモットーに、写真を趣味とする仲間が集まり、現在、小樽・札幌・江別在住の15名が在籍。年4回例会を開き、それぞれの自信作を持ち寄り、互選し勉強会を開いている。また、会報誌サロンドニッコールによる審査・講評を受け、写真の技術を学んでいる。
 ネイチャーを得意とする須貝文昭さんは、エゾリス・タンチョウ・マッコウクジラ・シマリス・ナキウサギの野生動物を、見事なタイミングで撮影した作品を出展。
 20年前に初めてタンチョウに出会ったことをきっかけに、ネイチャー好きになった。今回も、鶴居村で寒波の襲来を狙い、マイナス22℃の中、カメラのバッテリーが動かず3本目でようやく撮影したという。けあらしが立ち込める中、朝日が差し、黄金色に輝く幻想的な光景とタンチョウを捉えた。
nikkorclub2.jpg 他にも、春先に浦臼神社へ行き、エゾエンゴサクやカタクリとエゾリスを捉えた作品、羅臼沖のマッコウクジラ、ジャンプした瞬間のシマリス、冬支度のナキウサギなど、どれもシャッターチャンスを狙った作品ばかりだ。須貝さんは、「今後は、野生動物が子どもと別れる子離れを撮影したい」と話す。
 他にも、林令仁さんの子育て中のアカゲラや、吉田義則さんが黒岳の高山植物の紅葉をバックにナキウサギを激写した作品を発表。警戒心が強いナキウサギだが、可愛らしい姿を見事に撮影している。
 どの作品も、例会で学んだことを生かし発表。多くの写真愛好家が会場を訪れていた。
 ニッコールクラブ小樽支部第8回写真作品展
 8月24日(水)〜28日(日)10:00〜17:00(最終日16:00)
 市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリー2 入場無料
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