環境を考えた物販や講座!"ワオキツネザル"


 小樽市民センター(色内2)楽屋裏口向いに、環境に配慮した洗剤や安全な食品を販売する店「ワオキツネザル」を、今年6月17日に、小樽子どもの環境を考える親の会・神聡子代表がオープンさせた。
waokitsunezaru1.jpg 店内には、環境に優しい雑貨やフェアトレード品(開発途上国の原料や製品を適正な価格で購入し、生産者や労働者の生活改善や自立を目指す貿易の仕組み)、オーガニック食品、子育てが楽になる書籍や絵本、素材にこだわった手作りパンや菓子などを販売。フェアトレードコーヒーやお菓子を味わうスペースもあり、環境を考える講座などのイベントも実施。
 子育て中の母親が、安全で安心できる調味料を買い求めたり、環境に対する知識を深めるために来店している。
 看護師の神代表は、2004年に小樽子どもの環境を考える会を立ち上げ、シックスクール問題(校舎の建設・改築時に使用した揮発性化学物質や清掃用薬品など)からスタートし、子どもたちに与える影響を学び、市民と協力して子どもを守ることを目的に会報の発行、講演会や出前講座を実施。原発問題や放射能、戦争法案反対署名などの活動を続けている。平成27年2月開催の第3回目の環境アレルギーアドバイザー試験に合格している。
waokitsunezaru2.jpg 店名のワオキツネザルとは、マダガスカルに住む母子を中心にした集団で暮す猿で、社会性の強い生活を送り、群れではオスよりもメスが優位。この猿の社会のように、女性が世の中に進出し、子育てや教育、福祉に力を注ぎ、人や環境に優しい社会となるよう思いを込めてつけたという。
 これまで、蜜蝋でロウソク作り、セスキ炭酸ソーダで虫除けスプレー作り、柔軟剤やシャンプーなどの香りが子どもに与える影響について講座を開講。9月13日(火)には簡単せっけん作りも開かれる。
 9月27日(火)10:30〜12:00「アルカリ剤使いこなしちゃお!」を実施。重曹やセスキ炭酸ソーダやクエン酸の使い方について神代表が講師を務める。定員7名・参加費1,200円(コーヒーセット+材料費)。重曹水、セスキ炭酸ソーダ水、クエン酸水のスプレーボトルを持ち帰ることができる。事前申込0134-64-1504ワオキツネザル。
 神代表は、「意外と知られていない重曹やセスキ炭酸ソーダ、クエン酸を紹介し、汚れの種類によって、酸性やアルカリ性の薬品の使い方が分かれば、家事も楽になる」と参加を呼びかけた。
 絵本とパンと環境雑貨の店ワオキツネザル(色内2) 火〜土11:00〜16:00
 絵本とパンと環境雑貨の店ワオキツネザルHP