絵筆を口にペンを手に! 笹原元課長が記者に変身


 小樽市役所(花園2)に22年勤め、2016年3月に退職した笹原馨元広報広聴課長(48)が、趣味の絵筆で小樽の街角を描く街角スケッチに精を出していたが、7月末に展覧会を終えて一段落がついたとして、今秋から、ペンを手に新聞記者としての一歩を踏み出した。
sasahara.jpg 笹原氏は、すでに8月25日に小樽市政記者クラブへの登録を済ませ、インターネット新聞の小樽ジャーナルでの活動を開始している。
 「自分は、市役所を辞めてから5ヶ月間、これからの人生について、いろいろ考えていたが、街角スケッチで小樽の街を時間をかけてゆっくりと眺めてみると、改めて自分が育ったこの街への愛着がとても強くなったことを実感した。当初は他所へ行って、漁師をすることも考えたが、街角スケッチを重ねた中で、小樽の街が自分を引き止めてくれた。この街に一役人としてでなく、自由な立場から出来ることはないかと考え、友人知人にも相談したところ、先輩から小樽ジャーナルを勧められた。幸いにも絵を続けるということも快く受け入れてもらえたので、これからは、新聞社としての立場から、小樽の街をじっくり観察し、これからの街の発展のための一助となるために頑張りたい」と話した。
 9月2日(金)の市長定例記者会見では、これまでの上司であった森井市長と、立場を変えて初めて向かい合った。
 絵筆を口にカメラとペンを手に、市の退職職員の人生の新たな幕が上がった。
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