魅力満載!文学館で「ガロ展」開催中

 市立小樽文学館(色内1・玉川薫館長)では、現在、企画展「編集長・長井勝一没後20年―『ガロ』と北海道のマンガ家たち展」を、10月23日(日)まで開催中だ。
garo1.jpg 『ガロ』は、1964年から2002年まで刊行されたマンガ雑誌。『カムイ伝』の白土三平や『ねじ式』のつげ義春、『ゲゲゲの鬼太郎』の水木しげるなどの作家が活躍し、日本のマンガ史を大きく変えた雑誌と評価されている。「ガロ」雑誌
 今回は、刊行されたほぼ全ての『ガロ』約250冊や、『ガロ』を生み出す原動力となった「貸本マンガ」も約150冊が展示されており、貴重な原画や原稿なども展示されている。
 また、会場では、雑誌や貸本マンガを実際に手にして読むことができるコーナーも設置し、マンガ好きには時間を忘れさせる仕掛けとなっている。
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 玉川館長は、「今回の企画展は、質・量ともに大変充実したものになった。ぜひ雑誌の魅力を体感してほしい」と話した。
 9月17日(土)と18日(日)の16:00〜19:00には、『ガロ』に関わった北海道在住のマンガ家 鈴木翁二さんによるギャラリートークと短編映画の上映が行われる。いずれも入館料のみで観覧できる。 鈴木翁二
 小樽でこれだけのコレクションを目にすることは、なかなかできない今回の企画展。『ガロ』を知る人も知らない人も、この機会を逃さないようにしては?
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