多彩な催し!都通り商店街で消費者まつり

 小樽消費者協会(星功会長)主催で、2年に1度の「おたる消費者まつり」が、都通り商店街で12:00から17:00まで開かれた。
 「消費者市民社会あなたの選択は?」をテーマに、ほくでん、北ガス、北海道ワインなど20社が協賛。syouhisyamatsuri2.jpg
ペットボトルで風車やケーブル収納ボックスの体験コーナー、新鮮野菜や手作り味噌の即売コーナー、8つの企業の協力により介護食の紹介展示コーナー、寸劇やファンションショーのステージイベントなど、多彩な催しが開かれ、買い物客や観光客、通行人を楽しませた。
 同協会会員が参加するリフォームの会(月4回)で、アイディアを出し合い、着物から帽子やバッグなどにリメイクした作品を販売。寄贈の不要品の着物や小物・洋服などを格安で販売するフリーマーケットも開かれた。
 ほくでんでは、火力発電所の石炭灰を固め脱臭剤にリサイクルしたり、節電や風力や火力で発電する仕組みを紹介した。
syouhisyamatsuri3.jpg 星会長は、「オレオレ詐欺などの問題が起こった時に、どうして良いか分からない人が多く、商店街は高齢者の方々も多く通るため、消費者協会の存在を多くの人に伝えたい。相談業務は、月に何百件もあり、同協会の仕事とともに、小樽で実際にあった詐欺について、警察署からの報告もあった。この機会に皆さんに知ってもらいたい」と話した。
 ステージでは、2つの事例を基に寸劇を上演。12:30には「架空請求メールは無視」、14:00からは、小樽桜陽高校演劇部OG2名が出演した「300円のサプリのはずが…」を、同協会メンバーとともに上演し、通信販売の恐ろしさについて理解を深めた。
 同まつりのメインイベント”リフォームファッションショー”が14:00から開かれ、約70名が集まり楽しんだ。
 会員が不要になった着物や羽織、ワイシャツからリメイクしたワンピースやツーピース、コートと揃いの帽子などを手作りした約40点を、会員がモデルになってファンションショーを開催。毎回人気となっている。
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 どの作品もモダンで、オシャレなものばかり。ステージで紹介後は、客席をモデルが廻り、観客は衣装を間近で観ることができ、「オシャレだね!素敵だね!」と感激の声があちらこちらで聞こえていた。
 フィナーレでは、ワイシャツからエプロンやチュニックなどにリメイクした衣装を着て、出演したモデルが勢揃いした。観客から大きな拍手が贈られ、モデルを務めた会員も、ほっとした表情を見せ、ファンションショーは、大いに盛り上がり幕を閉じた。
 その後は、スタンプラリー抽選会が開かれ、米などの豪華な商品がプレゼントされた。
 市内の女性は、「ファンションショーを楽しみに初めて観に来た。自分では作れないが、興味があった。色々なものから、リメイクした沢山の作品を観ることができ、とても楽しめた」と満足していた。
 小樽消費者協会
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