可愛いがるだけじゃダメ! 犬しつけ教室

 9月20日から26日までの動物愛護週間に合わせ、9月24日(土)10:00から、色内埠頭公園グラウンドで、犬しつけ教室が開かれ、小樽・札幌の飼い主と愛犬17組が参加した。

生後120日以上の犬で、平成28年度の狂犬病予防注射と平成27年10月以降の混合ワクチンを接種した犬を、あらかじめ20組程度募集。21組の参加を予定していた。

dogtraining1.jpg 小樽市は、平成26年度から新たな取組みとして同教室を開催。今年度は、小樽市と北海道後志総合振興局が主催、小樽市犬管理所ドッグエンジェルHIKARUの協力で実施した。

しつけ教室に先立ち、北海道後志総合振興局保健環境部環境生活課・半沢元洋課長は、「犬による咬傷事故件数は、平成26年度は全国で4,364件、北海道で60件起きている。犬が嫌いな人や苦手な人がいる。飼い主ひとりひとりがルールを守って周囲に配慮してもらいたい」と話した。

講師は、Dog-Training-Kase(古宇郡泊村)インストラクターの嘉瀬真美氏が務め、1組ずつ犬の状態を聞き適切なアドバイスをした。
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 コミュニケーションを図り、犬の気持ちが分かるよう適した長さのリードにするようアドバイスしたり、命令は短く褒めてあげるなど、飼い主に指導した。

 他の犬を威嚇したり興奮する犬、家の側では歩かない犬など、それぞれに問題を抱え、インストラクターに相談していた。

 函館の愛護団体から譲り受けた雑種のリンちゃん(1歳2ヶ月)の飼い主は、「どんなものかと初めて参加した。接し方やタイミングを学んだ」と話した。

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