今季最後の豪華客船! コスタ・アトランチカ初寄港

 豪華クルーズ客船コスタ・アトランチカ(総トン数85,619t・全長292.56m)が、10月17日(月)、小樽港勝納ふ頭に初寄港した。コスタ・アトランチカ
costaatlantica1.jpg 小樽港では、同船が今季最後のクルーズ船の寄港となるが、当初の寄港予定にはなかったもの。これで今年のクルーズ船寄港数は延べ25回になった。
 7:00に小樽港沖に船影を現した同船は、予定通り8:00に勝納ふ頭に着岸。中国天津からのチャーター便で、韓国釜山を経由して小樽港に入港した。乗客約2,000名はほぼ中国人。入国審査に時間を要し、乗客の下船は9:30頃から始まった。
 岸壁では、50台分の大型バス駐車場がいっぱいに。札幌・室蘭・旭川など、様々なナンバーのバスが並んだ。市港湾室職員は、「これだけの数のバスが集まるのを初めて見た。チャイナパワーですね」と話していた。
costaatlantica2.jpg また、大勢の中国人ツアーガイドが、下船してくる乗客をそれぞれ担当のバスへ列を作って誘導していた。この光景に、臨時観光案内所のおもてなしボランティアのメンバーは、「これだけツアーガイドが集まると壮観だ」と話していた。今回、臨時観光案内所には、商大の中国人留学生も助っ人で参加した。
 乗客のほとんどがバスツアーを利用し、出航時刻の17:00まで、小樽市内はもちろん、遠くは京極町ふきだし公園まで足を伸ばし、小樽・後志管内を楽しむ。
 雪虫が舞い始めた勝納ふ頭では、乗客が雪虫を払いながら乗り込んだバスが次々と走り去っていった。
 おもてなしボランティアの1人は、「これで今年もクルーズ船が終わった。なんだか寂しくなるなぁ」と話した。
 同船の次の寄港地は函館港。
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