北山中で琉球舞踊鑑賞! 沖縄歌舞団公演会


 北山中学校(赤岩2・宮澤知校長)は、10月4日(火)13:30から15:00まで、沖縄歌舞団による公演会を同校体育館で開き、全校生徒155名が、沖縄の伝統的な染物「紅型」の幕をバックに、沖縄の独特の琉球舞踊を鑑賞した。
kitayamachu1.jpg 同校は、今年度、越後盆踊りや潮音頭などを通じて地域の文化に触れ、さらに、文化庁の平成28年度「文化芸術による子どもの育成事業(巡回公演事業)」として、優れた舞台芸術を鑑賞した。将来の芸術家の育成や芸術鑑賞能力の向上を目的に、沖縄の音楽と踊りを体験できる貴重な機会となった。
 この事業は、6月に岩手県を皮切りに、宮城県・青森県・秋田県・北海道の14校の小中学校で公演会を開いている。
 事前に、9月7日(水)3・4時間目を利用してワークショップ実施。本日披露する「浜千鳥」や「カチャーシー」の指導と、カスタネットのような琉球楽器「サンバ」の叩き方も教わり、沖縄の雰囲気を体験した。
kitayamachu3.jpg 同団は、昭和44年に沖縄に伝わる伝統的な踊りや音楽を、日本や世界各地に知ってもらおうと結成した日本初の琉球舞踊団。古樹弘子団長を含む6名の舞踊と、地謡(じうたい・伴奏者)三味線・三線・筝・太鼓・胡弓の5名・司会者の計11名が出演。
 10のプログラムが用意された。祝いの場で最初に踊る曲「四つ竹」は、二枚の赤い竹片からなる四つ竹を両手に持ち、色鮮やかな衣装に大きな花笠を被り舞う、沖縄の代表的な踊りで、最初に披露された。
 ワークショップで体験した「浜千鳥」は、各学年から7名が選ばれ、昔の人々が生活の中で着た紺布(くんじ)を帯を使わない着方で着用し、紫のサージを頭に付けてステージで踊った。
kitayamachu2.jpg これは、琉球舞踊の基本動作が詰まった踊りで、手の動作の「こねり手」「おす手」が特徴。故郷の両親を思い千鳥に託した歌。踊った生徒は「難しかったけど、貴重な体験が出来て良かった」と感想を述べた。
 手持ち太鼓「パーランクー」を打ち鳴らして華麗に舞う、全国的に有名な沖縄の盆踊り「エイサー」や、紅型(びんがた)の衣装をまとい、特別な髪の結い方が特徴の十五夜の月をテーマにした女踊りの瓦屋(からやー)。空手を取り入れた琉球舞踊の武技の舞。棒術やサイ・ヌンチャクなどが盛り込まれた勇壮な舞を披露した。
 歌のコーナーでは、「花~すべての人の心に花を~」や昔から歌われている民謡「安里屋ユンタ」など3曲を、三線を使って歌った。
 最後は、ワークショップでの指導を思い出し手振りや足裁きで「カチャーシー」をみんなで踊った。楽器サンバを使ったり、「イヤサッサ」・「ハイヤ」のお囃子も飛び交い、賑やかに大いに盛り上がり、琉球舞踊を楽しんだ。
 沖縄歌舞団