クラブハウス建て替え! 小樽CC旧コース


 北海道ゴルフ発祥の地として知られ、1928年4月に旧コースを開設した歴史を有する小樽カントリー倶楽部(銭函)旧コースのクラブハウスが、54年ぶりに建て替えられることになり、旧コースの今季営業が、10月17日(月)をもって終了した。
otarucc5.jpg 1928年4月15日、銭函の地に出来た3ホールのゴルフコース。これが小樽ゴルフ倶楽部の始まりであり、同時に北海道のゴルフの歴史の始まりでもあった。5月には6ホール、9月には9ホールとなり、現在のリンクスコースの原形が作られた。
 「当時のコースは、牧場に隣接した非常に簡素なものであり、時には、打ったボールを牛に食べられてしまうという珍事も起こった」(HP)という。
 現在のクラブハウスが建てられ、54年の年月が経過。木造2階建ての土台や柱等の主要構造部の腐食が進み、大きな地震で倒壊の恐れがあることから、全面的改築に踏み切った。

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 来春のシーズンのオープンに間に合わせるため、今季の営業を10月17日で終了し、解体工事に取り掛かかる。新しくなるクラブハウスは、木造平屋建てで、11月から建設工事にかかり、来年4月中旬に完成する。
otarucc4.jpg これまでのクラブハウスは、木造の落ち着いた雰囲気を醸し出し、2階のレストランから、コース超えに銭函海岸が眺められたことからも、メンバーやビジターから好評を博していた。
 プレイを終えたメンバーは、「歴史ある建物が消えて行くのは寂しい限りだ。レストランでは、随分、ジンギスカンを食べたし、懐かしさが残っている。新しいハウスには、風呂もなくなり、形だけのシャワーが置かれるだけというのは、情けない限りだ。この2階からの眺めも今日限りになってしまい残念だ」と懐かしんでいた。
 小樽カントリー倶楽部