助けて!防犯ステーション 有事に備え訓練


bouhanstation1.jpg 公益社団法人北海道柔道整復師会小樽ブロック(小川哲司会長)は、小樽警察署の協力を得て、10月20日(木)13:00から、フカヤ接骨院(錦町17・深谷厚生院長)で、防犯ステーション訓練を実施した。
 訓練は毎年実施し、小川会長をはじめ、深谷院長ら5名の会員と小樽警察署生活安全課三浦由美巡査部長が参加した。
 2001(平成13)年10月から、道内各地の約851箇所の整骨・接骨院を防犯ステーションに指定。後志管内の整骨・接骨院では、現在、54箇所を指定している。身に迫った危険のある子どもや女性が、助けを求められる避難所として提供し、地域の安全のために貢献することを目的としている。
bouhanstation2.jpg 三浦巡査部長が見知らぬ男に抱きつかれた被害者を演じ、フカヤ接骨院に助けを求めた。
深谷院長は、落ち着いた様子で、被害者を中に入れて保護し、鍵をかけ安心させた。状況について優しく問いかけ、犯人の様子をメモし110番通報した。
 深谷院長は、「今日は訓練があると知っていたから出来たと思うが、日頃、このようなことが起こることを想定し、対応できるようにしたい」と話した。
 その後、三浦巡査部長からは、「訓練しておくことが大切。被害者を落ち着かせてから対応し、安心できたと思う。何があったのか順を追って話を聞き出し、その途中で、警察への第一報が大切。110番は早ければ早いほど良い」と講評を述べた。
 小樽では、今年に入ってから、前兆事案(子どもや女性に声かけやまとわりつきなど)が45件発生。その半数以上が学校帰りの子どもに声をかけているので注意が必要だ。
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