火事出動の消防車 サイレンと警鐘を併用


firesiren1.jpg 小樽市消防本部は、10月15日(土)から、火事出動時の消防車のサイレンを警鐘と併用する運用を開始した。
 火災以外の災害や救出時にも消防車が出動することが多く、市民に対して、火災発生を告知することを目的とし、サイレン音で区別できるよう、火災出動時にサイレンと警鐘を併用する。
 現在、市内の出張所などの消防施設には、38台の消防車両を配備している。運用対象車両は、救助工作車・はしご車・大型水槽車・ポンプ車などの朱色に塗装された車両で、救急車はこれまで通りの音。
 車両に装備された電子音で、これまでの「ウーウー・・・」のサイレンだけに代わり、「ウーカンカンカン」とサイレンと警鐘音を鳴らして走行する。災害等での出動時は、従来通りのサイレンだけとなる。
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 出動時のサイレンの音で、火災かそれ以外の緊急出動かを判明できることとなる。
 平成26年度の火災等出動状況は、火災38件・誤報など非火災151件の計189件で、平成27年度では、火災48件・非火災165件の計213件。
 火災を除く災害等の出動は、平成26年度は388件で、平成27年度は、前年より70件多い458件となり、強風や大雨時の出動が増えたことが要因。火災等の出動の2倍以上が災害等で出動していることが分かり、多種多様な災害が増加している。
 このためにも、サイレンと警鐘を併用することで、火災であることが住民にすぐに分かるよう運用を開始した。
 消防車のサイレンについて