絵本60冊! 観光大使の縁で寄贈


 小樽ふれあい観光大使で栃木県在住のシンガーソングライター清水孝宏氏との縁により、絵本『ぱそこんたろうと、きいてよ!おとのすけくん』60冊が、市に寄贈された。
 寄贈者は、清水氏の知人で栃木県在住の大房剛樹氏。大房氏は、ITサポート会社パソコン太郎を経営。これまでパソコンの使用に関する絵本を制作し、関東の小学校等へ寄贈する活動をしている。今回初めて、関東地方以外の市への寄贈となった。絵本はすでに11月7日、市に届き、市内の全小学校や保育所などに順次配付されている。
otonosuke.jpg 同絵本は、ITに関するトラブル解決の啓発を主な内容とする「パソコン太郎の夢絵本シリーズ」の第3弾。主人公のおとのすけくんが、タブレットの画面や音楽に夢中になって危険な目に遭うが、パソタロンに助けられ、今後は使い方に気をつけるといったストーリーになっており、清水氏も制作に協力している。
 寄贈を受けた市財政部佐々木真一主幹は、「全国の小樽ふれあい観光大使は、小樽のPRのために活躍していただいているが、今回のような形で絵本の寄贈をいただけたことは大変ありがたい。観光大使と市がいろいろな形で繋がっていることは、市にとって財産だと思う」と話した。
 小樽ふれあい観光大使制度は、市と商工会議所、観光協会とで2006(平成18)年に始めたもの。小樽の知名度アップと観光入込客数の増大を図るため、小樽を愛する様々な人を任命し、小樽の魅力を全国的に発信することを目的としている。同大使から受け取った名刺を見せると、飲食店や土産店など、同制度の協力店舗では割引などのサービスを受けられる。
 今回寄贈のきっかけとなった清水氏は、小樽の曲を歌っており、潮まつりにも参加した縁で、2006(平成18)年に同大使に任命された。
 現在51名いる同大使には、石原まき子氏や香山リカ氏、加藤浩次氏など著名人が名を連ねている。
 小樽ふれあい観光大使