第1ビルにギャラリーオープン! 気軽に発表の場


ekimaegallery1.jpg JR小樽駅前の第1ビル(稲穂2)に、EKIMAE GALLERY(駅前ギャラリー)が完成し、11月1日(火)11:00からオープニングセレモニーが開かれた。
 まちづくり会社・小樽駅前ビル株式会社(山本忠広代表取締役社長)が、同ビル1階の中央山側奥の約50㎡弱の空きスペースを改修して、ギャラリーをオープンさせた。
 薬局や小樽市サービスセンターを撤去後、丸2年間空き状態で、他店舗と競合せず、人の往来がなくても気にならないギャラリーにした。
ekimaegallery2.jpg 11月10日(木)から正式にオープンし、使用料1日3,000円(税・冷暖房込)で年末年始を除く9:00から19:00まで、市内外誰でも借りることが可能。
 1日の開設に併せプレオープンとして、笹原薫氏の小樽の歴史的建造物スケッチ画11点と、北海道写真協会小樽支部支部長でもある川原静雄氏のドイツ・チェコ・イタリアなど重厚な建物などの全紙10枚と半切3枚の計13枚を展示する「二人展」を実施した。
 開所式には、同社・山本社長をはじめ、小樽市文化団体協議会の川村治男会長ら関係者約20人が出席。山本会長は、「このギャラリーが小樽市の芸術文化発展のために、少しでも寄与できることを願い、ギャラリーの利用促進のために協力いただきたい」と挨拶した。
ekimaegallery3.jpg 川村会長は、「この町に新たな芸術発表の場所が設けられ敬意を表する。文化芸術活動には、発表の機会と場所が欠かせない。小樽駅前という利便性に恵まれた場所にギャラリーが開かれたことは、まことに有意義であり、さらに、優れた創作活動が喚起されることに大いに期待する」と述べた。
 同ビル2階に店舗を構える山上菊池商店駅前店・菊池健一代表は、「駅前ギャラリーができ、駅前第1ビル商店街を盛り上げていただくだけでなく、地域の発展に寄与することを願う」と述べた。
 この3名でテープカットを行い、開所を祝った。
ekimaegallery4.jpg 写真を出展した川原氏は、「市内中心部でバスの便も良く、ギャラリーに向いている場所。海外の歴史的な建物など印象に残った写真を展示させてもらった。笹原氏は小樽の歴史的建造物のスケッチ画を出展。比較して楽しんでもらいたい。昭和48年に市役所に入り、このビルは思い出の場所。空きスペースの有効活用に期待している」と話した。
 同ギャラリーを建築したHapo610・武藤義光代表によると、ギャラリー入り口には、小樽の町並みを構成する建築材料に着目し、「町並みのエレメント」と題して大きなパネル2枚を展示。1863年の恵美須神社から旧小樽倉庫など1986年までの123年間の18種類の時を撮影し、建設された順に並べ、「創作の発表の場とし、訪れる人にインパクトを与えた。カーペットを青色にして、生活空間とは違う雰囲気を出した」と特別な思いが込められている。
 問合せ:0134-33-8511 小樽駅前ビル株式会社(まちづくり会社)