健全育成に尽力! 青少年育成功労者8名顕彰


 小樽市は、平成28年度青少年育成功労者顕彰式を、11月15日(火)11:00から市役所(花園2)別館3階第1委員会室で実施した。今年度は、町内会や青少年センターより8名が推薦され審査委員会で決定した。
 市では、平成3(1991)年度から、各町内会で青少年の健全育成のために10年以上務めた個人・団体、青少年センターの補導員を10年以上務め非行防止に尽力した個人を顕彰している。今回の8名をあわせると延べ322名を、団体では、平成24年度までに30団体を顕彰している。
 顕彰式には、森井秀明市長をはじめ、同市総連合町・新川英夫会長、ネットワーク・らんの青野美代子代表、小樽地区保護司会・荒田一正会長、赤岩町会・久末恵子会長と、顕彰者8名の内5名が出席し、市長から表彰状が贈られた。
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 森井市長は、「この町の子ども達が明るく元気に生活できるのは、皆さんの支えがあって成り立っている。多くの子ども達が非行にならないよう防止啓発活動が心強く感じ、引き続き取り組んでいただきたい。安心して生活できる環境が、将来都市像に結びつき、この町の青少年が健全に育成していけるよう取り組みたい」と挨拶した。
 引き続き、小樽保護司会・荒田会長は、「10年以上の永きに渡り、それぞれの地域において、青少年の健全育成や善導活動に携わったと伺い、深く敬意を表する。移り行く時間の中で、子ども達は日々成長している。残念ながらその姿は顕著に見えるものではない。しかし、子ども達に寄り添い、見守る皆さんの温かな眼差しが、子ども達の心を耕し、やがて豊かな心の大きく育った土壌を持つことになると思う。皆さんが実践された活動は、日々の地道な繰り返しであり、何物にも代えがたい確かなもので、見えない物を信じて行う力こそ、必要とされているものと思う」と祝辞を述べた。
 赤岩町会の金井榮子さんは、「青少年の健全育成や善導活動へ尽力との言葉をいただいたが、まだまだ力量不足の気持ちでいる。この度の思いもかけない受賞を機に、私達一同、微力ではあるが、これまでの経験を活かし、気持ちも新たに地域の牽引役となって心豊かに逞しく、生きる力を持った青少年の育成に取組んでいきたいと思う」と謝辞を述べた。
 この度の受賞者8名のうち、金井さん、三島さん、武田さんは2度目の受賞となった。