読書感想画330点展示!小樽美術館


 市立小樽図書館は、創立100周年記念事業に関連して、読書感想画コンテストを実施。その応募作品330点すべてを展示する作品展が、12月21日(水)から25日(日)まで、市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリーで開かれている。
bookpict1.jpg 読書感想画は、本を読んで感じたこと・考えたこと・心に浮かんだイメージを自分の中で組み立て、絵という形で表現するもの。これをきっかけに読書の意欲が高まり、豊かな感性や想像力が芽生えることを願って、小中学生を対象にコンテストを実施した。
 小学生低学年(1~3年)70点・高学年(4~6年)234点・中学生26点の応募があり、クレヨン、色鉛筆や絵具等色彩は自由。本を読んでそれぞれにイメージした力作が会場に展示されている。
 低学年では、教科書にも載っている「スイミー」を読んだ感想画を描いた作品が目立ち、どの作品も画用紙いっぱいに生き生きと魚等が描かれ、同じ物語でもそれぞれに印象に残る場面が違っている。
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 高学年の部の金賞受賞作品は、「君の名は」を読み、「人と人の繋がりを大切にしたいと思ったから」と選んだ理由を添え書きし、想像を膨らませて作品に取り組んでいる。
 市立図書館協議委員会、小樽市学校司書等が集まる市立図書館読書感想画コンテスト選考委員会によって協議した結果、各3つの部の金賞・銀賞・銅賞と、審査員特別賞の10点が選ばれ、会場中央にパネルで展示されている。
 自分で選んだ絵本や小説から想像し感想を創造した世界が作品に描かれている。本の挿絵や表紙などを模写した作品は選考から除外された。
 図書館職員は、「受賞作品以外にも、一生懸命に描かれ力作が多い。この機会に観ていただきたい」とPRした。
 読書感想画作品展 12月21日(水)~25日(日)10:00〜17:00(最終日16:30)
 市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリー 入場無料