馬の絵・図書館キャラ それぞれの芸術展


 市立小樽美術館(色内1)1階多目的ギャラリーで、「第22回馬の絵作品展 ありがとう馬さんたち小樽巡回展」が、12月14日(水)から25日(日)まで開かれている。
horsepict1.jpg 北海道鹿追町の神田日勝記念美術館が主催。北海道の開拓の歴史は人と馬との歴史であり、かつては馬の力は農作業でも重要で、馬を愛し、馬の絵を沢山描いた農民であり画家であった神田日勝の残した志を振り返り、小中学生を対象に「ありがとう馬さんたち」の絵を公募している。
 神田日勝記念美術館では、32歳で亡くなった神田日勝の画業を紹介し、美術を通じて地域文化の向上を目的に、様々な作家の作品を紹介している。
 第22回は、応募作品864点の中から、最高賞・文部科学大臣賞に千歳市立東千歳中学校3年・穂積佳さんの作品が選ばれ、他12点が受賞。入選32点・佳作18点を会場に展示。生き生きと馬の表情を捉えた作品が、ずらりと展示紹介されている。
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 市内では、馬に出会う機会があまりないこともあり、同作品展の出展を目的に、6月に、こども絵の教室の講師を務める松本公子氏が同行し、ノーザンホースパーク(苫小牧市)で写生会を実施。10名の小中学生が参加し、実物の馬を見て観察して描くことを経験した。作品展では、市内3名の小学生が入選した。
 松本先生は、「馬を良く見て、目を見て、描く前に馬と仲良しになってふれあい、馬を絵に表現した。命あるものを観察し、原点から学ぶことが大切」と写生会を振り返り、作品展では、「土地の差が現れている。馬をいつも見ている地域は、心から接触し、生き生きと力強く描いている。来年も写生会を実施したい」と話した。
 第22回馬の絵作品展〜ありがとう馬さんたち小樽巡回展
 12月14日(水)〜25日(日)9:30〜17:00まで(19日休)
 市立小樽美術館(色内1)1階多目的ギャラリー 入場無料
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 同日から、市立小樽図書館イメージキャラクター作品展を、18日(日)まで、同館市民ギャラリー1・2で実施している。
bookchara.jpg 同館創立100周年を記念して、市内の小中高校生を対象に募集。応募作品214点(小学生139点・中学生52点・高校生23点)を展示している。
 選考審査会で上位10点を決定し、市民投票で、小樽潮陵高校2年柴野初音さんの「たるばとちゃん」が選ばれた。市の鳥であるアオバトをモチーフに、抜群のバランスで頭の上の本を落とさないキャラクターが誕生した。
 それぞれに図書館を思い、創造したキャラクター作品が、会場に展示されている。
 市立図書館イメージキャラクター作品展
 12月14日(水)〜18日(日)9:30〜17:00(最終日16:30)
 市立美術館(色内1)1階市民ギャラリー1・2 入場無料
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