年頭潜水訓練実施!小樽海上保安部

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 小樽海上保安部(港町5)は、平成29年年頭の潜水訓練を、寒さが厳しくなる頃とされる小寒の1月5日(木)9:30から、小樽港色内埠頭・巡視船ほろべつ(350トン中型巡視船)着岸岸壁で実施し、厳冬期の水難事故に備えた。
kaijouhoan1.jpg この訓練は、毎年年頭に実施され、気温−3℃・水温5℃の冷たい海に、岸壁で釣りをしていた釣り人2名が誤って海に転落したという溺者想定訓練。低い水温に慣れるための慣水訓練、潜水サーキット訓練、基本の潜水捜索訓練などが実施された。
 岸壁で釣りをしていた救命胴衣を着けていない人が最初に転落し、続いて着けている人も転落。1人は海面に浮いているが、救命胴衣をつけていない人は、凍えて沈んでしまったと想定して行われた。
kaijouhoan2.jpg 海中に2名が転落したことを受けて、ほろべつから潜水士2名が救助のため海に飛び込んだ。海面に浮いている救命胴衣を着けている人を先にバスケットで岸壁に引き上げ、沈んでしまった人を潜水士が潜って捜索し救助。警備救難艇に引き上げた。
 沈んでしまった人を8m潜り救助した潜水士・小西創也さんは、「新年初の訓練となり、潜水士みんな気を引き締めて訓練に臨んだ。救命胴衣を着ている着ていないで、生存率もかなり変わってくる。今日見てもらったように、着けている人は浮いていられるが、着けてい人はすぐに沈んでしまう。冬の海なので体力もなくなってしまう。2017年もみんな一丸となって、北海道の海の安心安全を守っていきたい。今年1年、海難ゼロで平和な年になればと思う」と話した。
kaijouhoan3.jpg その後、サーキット訓練を実施。この訓練は、定期的に潜水士がテーマを決めて研究したり、溺れている人を想定して計画的に実施し、体力の維持向上に努め、その中でより効果的な救助方法を見つける訓練を実施している。
 ドライスーツを着用した潜水士は、ロープを伝い巡視船まで移動。酸素ボンベなど25㎏もある装備で海へダイブし、梯子やロープを伝い登る訓練を実施した。
 新人の潜水士は、悴んだ手でロープをつかみ這い上がろとするが上手くいかず、何度も繰り返し練習していた。
 小樽海上保安部 関連記事