キャッサバでおやつ作り 双葉高の異文化交流


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 小樽双葉高校(住ノ江1)は、2月2日(木)13:30から同校が取り組む、ドリーム専攻(通称:ドリプロ)グローバルカルチャー授業(国際理解・文化)で、マダガスカルから小樽商科大学に留学しているハリンジャカブラ・アンドリ・ディアモンド(26歳・ニックネーム:ダイヤモンド)さんを招き、異文化交流を行った。
 この授業は、生徒の進路や関心ごとに関する体験型の講座で、6つの専攻に分かれ、グローバル・カルチャーもそのひとつ。昨年6月から2月までブラジル文化やスリランカ文化などをテーマに13回を予定。日常会話だけではなく、海外から訪れた人にも日本文化を説明できる英語力をつけ、英語圏の文化も学ぶことを目的としている。最終回の2月23日(木)は、成果発表会を予定している。

 ダイヤモンドさんは、大学卒業後働いていたが、2016年4月から8月まで、北海道大学で日本語を学び、9月から小樽商科大学の留学生となった。
 今回は、アフリカを中心に主食として食べられているイモノキ属のキャッサバを使って、パンのようなおやつ「ムフマンガハズ」の作り方を、ダイヤモンドさんに教わった。タピオカの原料となるキャッサバは、デンプンを豊富に含み、油で揚げるともちもちした食感となる。0202futaba3.jpg日本で栽培する鹿児島県徳之島の島田六男さんから10㎏の寄付があった。
 同校2年の男女8名が調理室に集まり、はじめに自己紹介を英語で行い、作業に取り掛かった。あらかじめ下茹でしたキャッサバを、ボールにとりわけて潰し、砂糖を入れてまとめ、平たく伸ばしてピーナツバターを塗り、ロールケーキのようにまいて、食べやすい大きさに切り分け完成。
 3年ほど前から同校と関わりを持ち、スイーツをコラボ開発し販売した新倉屋製造係長の松田荘平さんも参加。
0202futaba2.jpg それぞれの個性を滲ませた「ムフマンガハズ」が出来上がり、みんなでマダガスカルのスナックを味わった。ダイヤモンドさんは、「いつも作るものと同じにできた」と話した。
 樋口月さん(17)は、「思ったより上手にできた。作り方を家族に教え、みんなで楽しく作れると思う」と話した。
 その後、ワールド・ランゲージ・センター(教室)で、ダイヤモンドさんからマダガスカルの文化や暮らし、ダンスや生息する動物や植物について、英語でのレクチャーがあった。参加した生徒は、真剣に話に耳を傾けていた。
 双葉中学校・双葉高等学校HP