つるし雛や雛人形に笑顔 狸庵の雛まつり

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 小樽市内新光4丁目ふれあいサロン「狸庵」で、今年も雛まつりを2月25日(土)・26日(日)の日程で開催している。
tanukihina1.jpg おたる雛めぐりの人気会場となっていたが、中止となっても、目印として雛めぐりの旗を立て、これまで通り華やかに開かれている。今年で15回目となった雛まつりに、待ちわびた市民らが朝から訪れ、会場一面に飾られた雛人形やつるし雛に顔をほころばせた。
 市民寄贈の明治・大正・昭和の段飾り10組と、針仕事好きが集まる「お針の会」の10名がそれぞれに持ち寄ったつるし雛50組が天井から吊るされ、上品な顔立ちの木目込人形や手作りの雛人形、着物生地で作ったタペストリーが所狭しと飾られている。
 珍しい雛人形のひとつで、市民寄贈の昭和30年代に飾られた愛らしい顔のおぼこ雛は、他の人形とは別に飾られている。
tanukihina2.jpg 今では作る職人がいない貴重なもので、近隣では、狸庵でしか観ることができない。ふっくらとした丸い顔の愛くるしい表情が特徴で、見る人に深い印象を与えている。
 また、この会場の見所のひとつ、天井からいつくも吊るされたつるし雛は、「お針の会」の会員が一針一針手作りしたもので、静岡県伊豆稲取地方が発祥の地と言われる飾り物。衣食住に困らないよう子どもの幸せを願うために江戸時代から始まったと言われ、犬は子宝・安産・健康を祈願し、縁起ものの紅梅や白梅は、より一層華やかさを出し、ほうずきは、子どもや女性のお守りとなり、この世を明るく照らし困難なく生きられるようにと、ひとつひとつに意味が込められている。
 和の小物(ブローチ・小物入れ)、つるし雛、新倉屋のお内裏様とお雛様の和生菓子販売、ゆっくり寛げるスペースでは、300円で桜餅と甘酒のセット(40組)も用意している。

 会場の狸庵は、一條エツ子さんが夫の協力を得て、4月から12月まで毎週火曜日に、地域の高齢者や住民が気軽に立ち寄れる「ふれあいサロン」として開放している。一條さんは、「雛めぐりが中止となりどうかと思ったが、沢山の人に来てもらいとてもありがたく思う。
これまでと変わらず開催し、訪れた人が素晴らしい・華やかだねと思える、楽しい時間を過ごしてもらいたい」と話した。
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