塩谷海岸で今季初の"群来"!ニシンの産卵を観測


0220kuki1.jpg 2月20日(月)朝、小樽市の塩谷海岸のトンネル手前のバス停・文庫歌(ぶんがた)付近の沖合い40~50mの海上に、100m超四方に拡がるニシンの”群来”が観測されたとの知らせが、小樽市漁業協同組合から市に入った。
 産卵のため海岸近くの海に押寄せるニシンの群れは、”群来”として知られ、産卵・放精で、海面が白色に染まり、海の色と混ざった淡い青白色が海上に拡がる光景は、まさに春告魚(はるつげうお)とも呼ばれるニシンが、繰り広げる生命の神秘な営みだ。
 20日に観測された今季初の”群来”は、昨(2016)年(2月1日)に比べ、20日遅い。かってニシンの町で知られた小樽に、ニシンが現れなくなった期間が長く続いたが、稚魚の放流などで、10年前から”群来”が再び観測されるようになった。今季の観測で、10年連続で”群来”が見られた。(写真提供:小樽市産業港湾水産課)関連記事

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