1年間の成果を発表 桜陽美術部"白蟻会"


shiroarikai1.jpg 小樽桜陽高校美術部(森平晶顧問)は、1年間の部活動の制作活動の成果を発表する「白蟻会展」を、3月4日(土)・5日(日)の2日間、市立小樽美術館(色内2)1階多目的ギャラリーで開いている。1~3年生7名の水彩・油彩・アクリル・色鉛筆・ペンの23点と、部員4名の合作1点を展示。
 同作品展は、部員により自主的な企画・運営のもと、66回目の伝統を繋いでいる。部活動は、月~金の放課後に開かれ、各自が描きたいものを制作。高文連と白蟻会の出展を目標に励んでいる。部員の大石真緒さん(3年)は、全道大会で奨励賞を受賞した実力がある。
 1年生の柏木初月さんは、鉛筆や色鉛筆で細かいところをリアルに描くのが得意で、白い画用紙に大きな目を描いた「思い出は目の中に」と、色鉛筆で鷹の羽をふわふわに描いた作品は、鳥肌が立つほどリアルに描かれている。
shiroarikai2.jpg 合作は、1・2年生の4名が力を合わせて、小樽運河をモノクロで100号に描いた。
 会場中央には、開校110周年の記念にもらったフォトフレームを使い、春をテーマに制作。若い感性を持つ5名が連想する春を葉書きサイズに表現した。
 部長の永原佳歩さんは5点を出展し、小さな粒子として絵具を飛ばす手法のスパッタリングを使った作品も発表した。
 永原部長は、「美術部は地味なイメージだが、みんなそれぞれに取り組んだ作品を観てもらいたい。3年生が抜けて美術部員が少なくなったが、これ以上減らないようにがんばらなけらばならない」と話した。
 第66回白蟻会展 3月4日(土)・5日(日)10:00~17:00(最終日15:00)
 市立小樽美術館(色内1)1階多目的ギャラリー 入場無料