水族館の春支度!アザラシが夏期プールに引越し



 おたる水族館(祝津3)は、3月18日(土)の通常営業を控え準備に大忙し。春を告げるアザラシの引越しが、3月14日(火)13:00から行われた。
 10月中旬に、海獣公園で生活しているアザラシ達を、時化(しけ)の大波から守るため、安全な場所にある冬期プールに移動していた。今回は、ゴマフアザラシ・ゼニガタアザラシ25頭を夏期プールへ引越しさせた。
0314aqua1.jpg 春らしい空の下、伊勢伸哉館長をはじめ、アザラシ・トド飼育員が勢揃い。引越し用の檻をトラックから降ろし、スタッフの誘導に奇声を上げるアザラシもいたが、てこずるアザラシもなく、順調に作業が進められた。
 檻に入れられたアザラシは、クレーンに吊るされトラックの荷台に積まれ、夏期プールまで運ばれた。夏期プールに降ろされ、檻の扉を開けると、腹ばいで進みプールに入っていった。
 5ヶ月ぶりの広々としたプールとあって、ゆうゆうと泳ぎ安心した様子。夏期プールは、冬期プールの4倍ほどの広さで、海と繋がり海草やナマコやヒトデ、魚などの生物が生息しアザラシが暮らしやすい環境に作られている。
0314aqua2.jpg 20~30代の高齢のアザラシ達の引越しも無事に終わり、4往復してすべての引越しが完了した。
 イルカ飼育担当からトド・アザラシ飼育係に異動した濱夏樹飼育員は、「春の引越しを手伝い、いよいよ通常営業が始まる」と実感した様子。川本飼育員は、「元気なアザラシが見られる。ぜひ、遊びにきてもらいたい」とPRした。
 3月18日(土)から通常営業が始まり、9:00からオープニングセレモニーを実施し、様々な企画やショーを楽しむことができる。
 また、海獣公園の出産プールでは、ゴマフアザラシの「もえ」が初めての出産を控え、ネズミイルカの「アツコ」も3度目の出産に期待が集まる。
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