みんな知って!猫の適正飼育ポスター展


 猫を愛する市民団体・おたる猫サポート隊(青山奈都子代表)は、小樽市の後援を受けて、小樽市総合博物館(手宮1)エントランスホールで、「知って欲しい!猫の適正飼育ポスター展」を、3月22日(水)から27日(月)まで開いている。
catposter1.jpg 猫ブームの中、市内でも多頭飼育の崩壊、飼い主の高齢化による施設入所や突然の死亡による飼育放棄、無責任な餌やりによる野良猫の増加など、猫を取り巻く問題が後を絶たない。
 そこで、改正後の動物愛護管理法に関する情報を提供し、小さな命の尊厳を重んじる市民の増加と保健所の猫の収容頭数の減少を目指し、猫殺処分ゼロに向けて行動を開始した。
 同メンバーは、青山代表を含めて6名で、啓蒙活動を通じて猫の適正飼育等に関する正しい知識を伝え、今後は、小学校などで命の授業や動物の絵画展などを開催する予定だ。
 無料エリアのエントランスホールを会場に、獣医師の西山ゆう子さんの協力により、人にも猫にもためになる不妊去勢手術のメリットについての解説と、完全室内飼いの利点、飼い主になるアナタへ猫からの10の質問などを33枚パネルで展示している。
catposter2.jpg 春休み期間と重なり、親子で博物館来館時にパネル展を見て、改めて知る現状や飼い主になるための正しい知識について、親子で会話してもらえればと、この期間に開催を急いだ。
 メンバーの坂東徹夫さんは、「保健所が殺処分ゼロに向けて行動。猫に無関心であっても無関係じゃいられない。市民にぜひ見てもらいたい」と話し、青山代表は、「あまり関心のない人や、春休み中の開催なので親子連れや新規移転者などにも見てもらいたい」と呼び掛けた。
 なお、小樽市保健所と同所サポートチームが共催して、猫の譲渡会を、3月25日(土)11:00~15:00に、同所2階ボランティアルームで開く。詳しくはこちら