小樽市教育委員会(花園5)は、平成28年度小樽市青少年スポーツ賞を決定。3月27日(月)16:30から、同委員会3階会議室で表彰式が開かれた。
小樽市青少年スポーツ賞には、テニスで活躍する水上倭さん(長橋中2)、スキーの大回転選手・奈良きらりさん(双葉高3年)、八幡優月さん(双葉高3年)、平成26年に同賞を受賞し、さらに輝かしい成績を収めた小山陽平さん(双葉高3年)には、創設以来3人目となる小樽市青少年スポーツ特別賞が贈られた。
同賞は、昭和59(1984)年5月、沖津寅太郎・安子夫妻から、青少年のスポーツ振興を図る資金にと、同委員会が3,000万円の寄付を受け、沖津寅太郎・安子青少年スポーツ振興資金基金を創設。運営するために、同年9月に同スポーツ振興事業委員会を設立した。昭和60(1985)年度から全国大会に参加し優れた成績を挙げ、学校生活でも他の模範となる児童生徒に「小樽市青少年スポーツ賞」を、選手の育成・スポーツの普及振興に貢献した人に「小樽市青少年スポーツ指導者奨励賞」を贈ることとし、今回で32回目を迎え、今回の受賞者を含め、13団体111人が受賞した。
その中には、オリンピック選手となったジャンプ競技の船木和喜氏やアルペンスキー回転競技の皆川賢太郎氏なども受賞している。
表彰式には、林秀樹教育長をはじめ、同スポーツ振興事業委員、学校教育支援室関係者が出席。
受賞者は、水上さんだけの出席となったが、他3名には、卒業式前日の2月28日(火)に教育委員会職員が双葉高校へ出向き、受賞者本人に賞状と盾を手渡している。本日の表彰式には、同校石栗教頭が出席した。
林教育長は、「本日の受賞を機に、皆さんに続く選手たちの目標・模範となるよう、さらなる活躍を祈念する」と激励した。
水上さんは、テニススクールが近くにあったことや、兄のテニスをする姿を見て、小学1年生から始めた。「このような素晴らしい賞をいただき、嬉しく思う。支えてくれた人々のお陰でここまで来られた。今後も感謝の気持ちを忘れずに、1日1日大切にして頑張りたい。相手と競い合うことや駆け引きが楽しい。全道大会で優勝し、全国でも活躍したい」と決意を新たにした。
石栗教頭は、「(同校3名は)本日から阿寒でレースがあり、大学進学のためすぐに上京するなど欠席した。栄えある賞をいただき喜んでいた。また、この賞を糧に、大学へ進学しても競技を続け、日本の代表になれるよう頑張りたいと述べていた」と報告した。
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