森井人事に再び衝撃!議長が異例の申入れ!


 小樽市役所(花園2・森井秀明市長)は、平成29年4月1日付の管理職(課長以上)人事異動を、3月29日(火)に発表した。
 森井市長による3度目の定期人事異動となった今回は、部長職7名・次長職16名・課長職59名の計82名(医師を除く)が対象となり、ほぼ昨年度(79名)と同規模の大幅なものとなった。新たに部長に昇任したのは、生活環境部長・石坂康雄(59)、建設部長・上石明(52)、消防長・土田和豊(54)、病院局小樽市立病院事務部長・金子文夫(57)の4氏。

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石坂康雄氏

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上石明氏

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土田和豊氏

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金子文夫氏

 現在、平成27年度の森井市長人事は、地方公務員法違反容疑で捜査中だが、今回も森井市長は、議会事務局職員の任命権者である市議会議長と十分な事前協議をせずに、勝手に異動させるといった、ルール無視の人事を行った。
 このため、横田久俊議長は、29日夕刻、森井市長に対して、「今回の人事異動は承服できない。市長は議長の任命権を侵さないよう早急な対応を求める」とした申入書を手渡したが、この森井市長の人事は、わざと行ったものなのか、3度目の人事異動にも関わらず相変わらず人事を理解していないものなのか、いずれにしても組織運営の基本である人事を行う能力の欠如を露呈した。◎議長申入書
 人事異動に合わせて3月末の退職者79名も公表されたが、定年退職を迎える生活環境部・渡辺幸生部長は、森井市長が就任したこの2年間を振り返り、「私の仲間たちが定年を前に退職し、自ら降任を申し出、また、仕事により体調を崩すなど残念な出来事が続き、悔しい思いをした。この異常とも思える状況が一日も早く解消され、職員が健全な組織の下で能力を発揮することを願う」と話した。
 また、同じく定年を迎える市立病院の笠原啓仁事務部長は、森井市長の下で議会が正常に機能していないことについて、「私も、この2年間、正常に政策議論ができていないことは、本当に異常と感じている。議会がスケジュール通りに動かないため、私達が本来しなければならないことの予定が立たず、業務に支障を来していた。議会が中断すると病院局の職員は議場から職場である病院に帰ることもできず、ただ時間の経過を待つしかない。非常にもったいない時間を費やした」と話しており、退職していく職員から異口同音に、森井市長の衝撃人事が組織の停滞を招き、市民生活に大きな影響を与えていることが伝えられた。
 ◎人事異動概要 ◎人事異動
 あんてつが行く!