小樽市民の憩いの場、長橋なえぼ公園(幸1)では、雪深い景色の中、春の到来を告げる水芭蕉や座禅草が芽吹きはじめ、訪れた市民の目を楽しませている。まだまだ雪が多く、散策路は雪解け水が流れ、長靴が必要。
4日(火)16:00頃、同公園内の水芭蕉の池に雪を踏み到着すると、白い仏炎苞(ぶつえんほう)が姿を現していた。大量の蛙の卵も発見した。
野鳥のさえずりを聞きながら森を進むと、座禅草の群生地にも、所々に座禅草が顔を出していた。今後、さらに姿を現し見頃を迎える。
毎年、雪解けが進む3月下旬から4月中旬にかけて、春の風物詩のひとつ、水芭蕉と座禅草を楽しみにしている人も多い。
同公園は、四季を通じて野鳥やエゾリスに出会うことができ、運が良ければクマゲラに遭遇することもある。1年を通じて市民の散歩コースになっている。また、桜の名所として知られ、5月上旬には約3,000本のエゾヤマザクラが咲き誇り、多くの花見客楽しませている。
公園内にある、現在冬期間閉鎖中の「森の自然館」は、4月11日(火)から11月10日(金)までの期間、9:00から17:00まで開館(10月1日から16:00まで)する。月曜休館(祝日の場合は翌日火曜日)、問合せ0134-27-6061。
春の柔らかな日差し包まれた4日は、道内173の観測地点で、昨日(3日)より高い気温となったのは105地点。平年より高い気温は157地点と、暖かい日となった。
道内での最高気温は帯広の15.2℃。小樽では、16:33に9.7℃を記録した。5日(水)はさらに気温が上がり、雪解けも進んでゼロになる日も近い。(小樽積雪26cm・21:00現在)
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