統合新設校 北陵中学校開校



 統合新設校小樽市立北陵中学校(清水町5・宮澤知校長)が、4月6日(木)からスタートした。
 始業式に先立ち、9:20から同校体育館で開校式が開かれ、新1年生77名を除く、2・3年生209名と同校教職員、市長・道議会員・市議会議員、近隣町内会役員ら約300名が出席した。
hokuryoutyu1.jpg 同校は、3月に閉校した北山中学校と末広中学校の統合校として、手宮西小学校の校舎を一部改修し、新たに北陵中学校として開校。北小樽唯一の中学校となった。
 照明器具をすべてLEDに替え、50インチ液晶テレビを設置、段差にスロープをつけ、オープン教室にドアをつけて隔離した。トイレも洋式対応に改修を進めてきた。
 小樽市教育委員会林秀樹教育長から、宮澤校長へ校旗が授与された。校旗に刻まれた校章は、北陵中の「H」の文字と小樽の「ガス灯」と「翼」を基調に、未来に灯をともし、羽ばたく北陵中を象徴的に表現していると紹介。工藤和久さんが制作した。
hokuryoutyu2.jpg 宮澤校長は本校の校訓「よりよく創る」に触れ、「何を創るかが足りないが、自分でどんな自分を創るのか決めるのは皆さん。統合は0からのスタート。プラスでもなくマイナスでもない。一歩を前へ踏み出すか・下がるか、皆さんの心持ち次第。北山・末広を愛し、今日からは北陵を大事にしようと思う気持ちに変わることを強く期待する」と式辞を述べた。
 宮澤校長が作詞、市内中学校の音楽教諭・岩﨑正さんが作詞した、平成29年4月1日に制定された新しい校歌をみんなで歌い、開校を祝った。
 末広中出身の同校2年・舩木くるみさんは、「これまでの通学時間は10分だった。北陵中までは40分もかかり遠くなったが、楽しそうな雰囲気だと感じた。毎日楽しく明るく過ごしたいと思う。美術部に入りたい」と話した。
 閉式後に着任式と始業式が行われ、77名(男30・女47)の新1年生を迎える入学式が14:00から開かれた。