飲茶を手作りで!小樽友の会「料理講習会」


0420tomonokai1.jpg 力を寄せ合い協力してより良い社会を作りたいと活動する「小樽友の会」は、会員以外も参加できる料理講習会を、4月21日(金)10:00から小樽友の家(緑2)で開いた。子ども連れでも参加できるよう託児も用意され、札幌・余市・小樽在住の16名が参加した。
 「手作りで飲茶を楽しませんか?」と題した今回の献立は、肉まん・あんまん・春巻き・杏仁豆腐の点心と呼ばれるもの。
 中国の点心(軽食や菓子)を食べながら、中国茶を楽しむ食事スタイルを”飲茶”と言い、手作りならではの美味しさを伝授。同会のおもてなし料理担当の樋渡清美さん、家庭料理担当の田宮けい子さん、ベテランの金澤映子さんの3名が指導にあたった。
0420tomonokai2.jpg 毎年4月に開かれる料理講習会は、同会の取り組みを知ってもらおうと、会員以外の人にも単発での参加を実施している。これまでにも、家庭で作れる簡単おやつのタルト・プリン・大福やピッツァなどの講習会を開き、参加者に喜ばれている。
 調理に入る前に、樋渡さんが肉まんの皮の作り方をデモンストレーションしたり、調理のコツなどを盛り込んだ詳しい説明を受け、参加者はメモを取りながら手順を学んだ。
 3班に分かれて、肉まんの皮作りからスタートし、野菜を切る人や調味料の分量を計る人など、手際良く進められた。各班に指導者が1人ずつ担当し、アドバイスを受けながら、初めて会う人と和気藹々と作業を行った。
 12:30頃にすべてのメニューが完成し、食堂に集まり全員で試食した。ほとんどの人が完食した。
0420tomonokai3.jpg 8ヶ月の子どもを託児に預けて参加した上口由香さん(27)は、「初めて参加した。どれも美味しかった。蒸し器の使い方が分かったので、家で作って家族に食べさせたいと思う」と話した。
 樋渡さんは、「皆さん、家庭でも作ってみてください」と話した。
 友の会は、1930(昭和5)年、女性初のジャーナリストで教育者の羽仁もと子を中心に、雑誌「婦人之友」の愛読者によって生まれた。小樽友の会は1932(昭和7)年に創立。85年の伝統があり、よい家庭から社会へと願い活動を続けている。
 同会の料理教室は、1955(昭和30)年に始まり、多くの会員が料理の基礎等を学んでいる。現在、全道22の支部の中、料理教室を開催しているのは、小樽支部のみ。その日の夕食に役立つ家庭料理教室は、第2・4金曜日の全20回、おもてなし料理は、第3金曜日の全8回。どちらも託児有り。両教室は、5月から始まり、家庭料理教室は、即定員となる人気ぶりだ。
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