悔しさバネに! 全国空手大会出場


 苫小牧市総合体育館で、5月13日(土)・14日(日)の2日間にわたり開催された、第37回北海道少年少女空手道錬成大会で、銭函小学校5年生の加藤大葵(たいき)君(10)が、組手の部で見事準優勝を果たし、全国大会出場の切符を手にした。
0517karate.jpg 同大会は、今年8月に東京武道館で行われる第17回全日本少年少女空手道選手権大会の北海道予選会を兼ねたもので、全道各地から小学生選手が集まる道内最大の大会。学年別にトーナメント戦を行い、大葵君は5年生の部で、全道から集まった60名の強豪を抑え、準優勝を勝ち取った。
 大葵君は4歳から空手を習い始め、これまでは形を中心に練習していたが、2年前から本格的に組手に取り組むようになった。昨年の同大会では1回戦で敗退して悔しい思いをしたが、その悔しさをバネに今大会に向けて練習に励んできた。
 大葵君を指導する三浦正義さんは、「2年前に組手を始めた時は、後志の大会で1回勝つのがやっとだったのに、よくここまで頑張った。全国大会に向けて、技術面だけではなく、精神面でももっと強くなってほしい」と話し、弟子の成長に驚きと喜びを隠せない様子。
 大葵君は「全国大会に出場できるのはとても嬉しい。1回でも多く勝てるように、これから2ヶ月間、練習に励みます」と抱負を語った。
 大葵君が所属する小松道場は、毎週水曜日18:00から銭函市民センター(銭函2)で練習をしている。