和洋折衷の屋敷遠藤邸 一般公開始まる

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 小樽港を望む高台に、海産物卸商で富を築いた遠藤又兵衛の邸宅(富岡1)が、5月21日(日)から28日(日)まで一般公開されている。
 遠藤氏の死後、1913(大正2)年に、倉庫業等を営む山本厚三氏が所有者となり、1964(昭和39)年に立正佼成会が購入し、小樽教会道場として使用。
endotei1.jpg 木造瓦葺きで下見板張りの武家屋敷を思わせる豪壮な造りで、玄関脇の応接間に、大きな三面のベイウインドウを付けた和洋折衷が特徴の住宅。重厚な門や塀には、瓦技術を駆使した鷹などの飾り瓦が見られ、「小樽御殿」の名で知られる屋敷だった。
 1983(昭和58)年に、南正面棟の主要部分を残し、正面棟約3間分と西・北棟を撤去。中庭は、今も手入れが行き届き、桜や梅・ツツジが植えられている。
 現在も立正佼成会小樽教会(村瀬容子教会長)が所有し、庭で採れた梅は、梅漬けにして会員らで大事にいただくという。
 1985(昭和60)年7月に、小樽市指定歴史的建造物4号に指定され、1995(平成7)年には、小樽市第8回都市景観賞を受賞。小樽の貴重な歴史的建造物のひとつ。
 同会・村瀬教会長は、「1964(昭和39)年から、庭野日敬初代会長がこの建物を買い求め、1984(昭和59)年まで道場として、心や魂を磨かせていただいた特別な場所。当時のままの建物で歴史を感じてもらいたい」と話した。

 毎年、5月の第3日曜日の立正佼成会「青年の日」に合わせて公開され、同会駐車場では、献血やユニセフチャリティバザーが開かれ、会員手作りのべこもち約150個や不用品を販売。売り上げは日本ユニセフ協会に募金される。小樽運河とメルヘン交差点周辺では街頭募金活動を実施している。
 旧遠藤邸(富岡1-9-4)無料開放 5月21日(日)〜28日(日)10:00〜15:00
 問合せ:0134-23-7266 立正佼成会小樽教会
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