タンク貯蔵所から出火? 危険物施設防御訓練

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 小樽市消防本部は、危険物安全週間(6月4日~10日)にあわせ、6日(火)11:00から、小樽市消防訓練場(天神2・市民消防防災研修センター)で、危険物施設火災防御訓練を実施した。
 訓練参加機関は、アヅマ石油荷役サービス株式会社小樽営業所と小樽防災連絡協議会9名・市消防職員19名・小樽市消防団第8分団4名が参加。
0606firetraining1.jpg 出動車両は、指揮車1台・タンク車1台・化学車1台・はしご車1台・第8消防団消防車1台・泡を放水する圧縮空気泡消火装置搭載のポンプ車2台と、同社営業所のタンクローリー車1台。
 今年3月に2台導入したポンプ車は、泡を放水する新装置搭載で、最小限の水を使用して最大限の消火効率が得られる車両で、4月に実施されたフェリーターミナルでの火災訓練にも参加している。
 訓練想定は、同社営業所所有の移動タンク貯蔵所から油槽所屋外タンク貯蔵所に、荷下ろし中の軽油が、配管の接続部から流出し出火。運転手が初期消火を実施したが火は治まらず、119番通報。油槽所自衛消防隊が消火活動したが火勢は拡大し、消防車両がサイレンを鳴らし現場に出動した。
0606firetraining2.jpg 参加した隊員らは、迅速に放水の準備をして、はじめにタンク車2台から泡を放水し、伸びたはしご車や耐熱服姿の消防団の放水など、5ヶ所から放水を実施した。
 訓練終了後、宮越繁喜消防署長は、「危険物災害においては、発生させないことが一番の対策ではあるが、万が一災害が発生した場合には、本日のように施設関係者と消防・消防団が、一致団結して鎮圧にあたらなければならない。
 危険物災害の特徴は、飛散・流出による2次災害の拡大で、2次災害防止が肝要となる。今回のように、流出・飛散したものを、一定の場所にしっかりと密閉し、そして、冷却し鎮圧する。0606firetraining3.jpg迅速な行動と連携が必要となる。各機関とも冷静に役割をしっかりと守り担ってもらいたい。それぞれの役割を確認する意味でも良い訓練だった」と講評を述べた。
 なお、危険物を取り扱う施設を中心とした立ち入り検査を、6月いっぱいを目処に実施している。
 危険物安全週間の制定は、1964(昭和39)年に、東京品川区で発生した倉庫爆発火災を契機に、事務所における自主保安体制の確立と、広く国民の危険物に対する意識の高揚と啓発を図ることを目的に、1990(平成2)年に制定され、毎年6月の第2週に実施されている。
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