思い出の作品がテーマ! 小樽美術協会展


otaruart1.jpg 小樽を代表するレベルの高い作家が集う小樽美術協会の作品展が、6月7日(水)~11日(日)、市立小樽美術館(色内1)1階多目的・市民ギャラリーで開かれている。
 油彩・日本画・版画・インスタレーション・現代アートなど、小樽在住または小樽にゆかりのある会員41名が得意な分野で、テーマ「思い出」に相応しい作品を持ち寄り、新覚吉郎氏と藤田勇一氏の遺作2点と合わせて43点を展示している。
 100号以上の大作が14点と多く、見応えのある作品展となり、訪れた人々はじっくりと鑑賞していた。
otaruart2.jpg 来年50回目の節目を迎え、記念誌を発行して作品掲載するため、テーマを「思い出」とし、自分らしさを表現した思い出の作品ばかりを集めた。
 同会の作品展は、1969(昭和44)年に創立展を小樽市産業会館で開き、当時44名の会員が参加した。その後、1980(昭和55)年の第12回目からは、市立小樽美術館の3階で実施し、2011(平成23)年の第43回目から現在まで、改装して新しくなった市立小樽美術館1階のギャラリーで年に1回、作品の発表を続けている。
otaruart3.jpg 島常雄さんは小樽市総合博物館の屋外に展示されている機関車庫やアンアンホース号を130号の大画面に描いた作品、小川豊さんの「心のひだ」や高橋好子さんの「空」は、シリーズの中の1枚、ナカムラアリさんの「ボブヘアに降る雪」、宮井保郎さん「深海の詩」、高野理栄子さん「Ame」は、それぞれに違った技法で版画作品を発表している。
 同会・三浦恭三事務局長は、「それぞれが思い出をテーマに、自分にとって印象深い作品を出展している。この機会に、ぜひ足を運んでいただきたい」と話した。
 第49回《思い出の作品展》小樽美術協会展
 6月7日(水)~11日(日)10:00~17:00(最終日16:30)
 市立小樽美術館(色内1)1階多目的・市民ギャラリー・入場無料
 関連記事