子育て中の家族が気軽に聴ける「0歳からのジャズライブ」が、6月24日(土)10:30から、いなきたコミュニティセンター(稲穂5)4階体育室で開かれ、小樽近郊に住む子ども連れの家族約210名が参加し、プロのジャズをライブで楽しんだ。
札幌を拠点に活動するジャズボーカリストMizuhoさん、長沼発(ギター)・大山淳(ドラムス)・金野俊秀(ベース)・ベン・ジャンソン(サックス)のプロミュージシャンによる演奏と、小樽ならではの企画として桂岡少年少女合唱団12名がコーラスでセッションした。
小さな子どもが泣いても走り回っても気兼ねせず、自由なスタイルで演奏を楽しんでもらおうと、同実行委員会(西山恵実行委員長)を立ち上げ、小樽で初開催した。
会場は、広々とした体育館で、ベビーカーで入場できるようシートを貼り、オムツ替えや授乳できる赤ちゃん駅を設置。子どもが自由に遊べるスペースを作り、絵本やままごと・木の玩具などが用意された。
ハイハイする子、絵本を見る子、広いスペースを走り回る子、泣き声も気にならない雰囲気が自然にでき、母親同士の会話も弾んだ。
母親は、音楽に合わせて体を左右に揺らし、子どもは母親の背中でジャズを聴いた。一緒に来た父親や祖父母は椅子に座り、音楽に耳を傾けた。
オープニングは「虹の彼方に」「スマイル」「五匹の子豚とチャールストン」「SING SING SING」など9つのプログラムが用意された。音楽とコラボレーションして「うらしまたろう」の読み聞かせがあり、桂岡少年少女合唱団の透き通ったコーラスが加わり、ライブをより盛り上げ、大きな拍手が贈られた。
家族で参加した30代の父親は、「2歳と6歳の子どもと妻と来場し、昔はライブに行ったけど最近は行っていないので楽しかった。6歳の子どもは合唱団で参加し、プロの人たちと一緒にできる貴重な機会となり良かった。今後、このようなライブがあれば参加したい。満足している」と話した。
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