トドやペンギンの赤ちゃん誕生! おたる水族館


 おたる水族館(祝津3)は、出産時期を迎え、今年は、トドのオスとメス2頭とジェンツーペンギン2羽が誕生した。ネズミイルカは、残念ながら、生後14日で肺炎のため死亡した。
0703otaruaqua1.jpg 6月に入ってジェンツーペンギンのヒナが相次いで孵化。5月5日に父親のごう(9歳)と母親のボボン(12歳)に産まれた卵が11日に、父親のダディ(27歳)と母親のなつ(9歳)に産まれた卵が13日に、それぞれ孵化した。
 同ペンギンの孵化は、4年連続して成功し、現在13羽中10羽が同館生まれとなる。ごうとボボンの仔は、生まれ時は840gだったが現在は1,700gに、ダティとなつの仔も1,200gに成長している。
0703otaruaqua2.jpg 同館・角川雅俊獣医師よると、ジェンツーペンギンの繁殖も順調に軌道に乗ってきている。今月半ばになると、仔は探検を始め、運がよければ硝子越しに(海獣公園のペンギン舎)姿を見ることができるという。
 トドは、5月29日のソユンとまもこの仔に続き、同じくソンユと麦の仔(身長80cm・体重20kg)が、6月25日8:00に誕生した。麦は2回目の出産。現在はすくすくと元気に育ち、オスであることが分かった。トドは半年から1年近くまで、母乳を飲んでいるという。
0703otaruaqua3.jpg ソユンとまもこの仔の名前は、NHK大河ドラマ「おんな城主直虎」の幼名「とわ」と名付け、強くたくましく育ってほしいとの願いが込められている。トドは公開中で、いつでも可愛い姿を見ることができる。
 角川獣医師は、「順調であっても、親子共々油断はできない。成長に気をつけて飼育を続けたい。ネズミイルカの死を無駄にしないように、飼育係らが前に進んでいるところ」と話した。(写真提供:おたる水族館)
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