よいち縄文野焼きまつり!最終回


jomonnoyaki1.jpg 第20回よいち縄文野焼きまつり(余市縄文野焼きまつり実行委員会主催)が、8月5日(土)17:00から、余市はまなす温泉の裏海岸(余市町栄町)で開催された。
 同まつりは、今回で幕を下ろすことから、最後の記念に野焼きを経験したいと多くの人が参加。砂浜に積み上げられた薪の炎の中で、約200個の手作り土器や土偶が勢い良く焼かれるのを眺めた。
jomonnoyaki2.jpg 小樽から参加した40代の女性は、「今回初めて野焼きを見たが、スケールも大きく幻想的な風景に感動した。夜になってちょっと寒くなったので、炎の暖かさがちょうど良い」と話した。
 会場では、西アフリカの太鼓ジャンベの演奏に合わせて多くの人が踊ったり、縄文土器にエゾシカの革を張った縄文太鼓が発する太古の鼓動に身を委ねるなど、縄文ムードに満たされていた。
jomonnoyaki3.jpg 野焼きは、夜中の12:00に火が消され、土器や土偶はそのままの状態で冷えるのを朝まで待って完成させるが、野焼きの周辺には、自分の作品とともに夜を明かす人々のテントがたくさん張られていた。
 野焼きされた土器の約半数を出品した小樽縄文人の会の前田隆護代表は、「海岸の浸食が進み、野焼きが難しくなったことなどで終了すると聞いている。どこか代わりの場所で継続することができれば良いのだが」と残念そうに話した。
 6日(日)は、作品の審査と表彰が行われる。小樽縄文人の会の作品は、9月10日(日)に、小樽運河プラザ(色内2)で開かれる「第4回おたる町並みスケッチ大会」で展示される予定。
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