後志40社の絶品!ローカルフードチャレンジ



 後志管内の食品製造加工や飲食業者など40社が一堂に会し、「知産志食しりべしローカルフードチャレンジ2017」が、8月26日(土)・27日(日)11:00~21:00(最終日〜20:00)、おたるマリン広場(港町5)で開かれている。各社自慢の商品を新発売したり、既存商品力を更に強化する食の魅力を発信するイベントだ。
localfood1.jpg 小樽商工会議所が5年前から、後志の豊かな農水産物を知って・食べて・使ってもらうことで、地域振興を目指す啓発活動「知産地食しりべし」に取り組み、「1次・2次産業振興プロジェクト」の一環として、2015(平成27)年10月に初開催し、2日間で2万5千人が来場。今回はそれ以上の4万人を目標としている。
 会場は、白いテントが立ち並び、飲食スペースを広々と確保。気に入った商品を買い求め、その場で味わえる。
 アンケート投票によるコンテストを実施し、最終日17:30から表彰式で上位10位を発表。1位~5位に、9月下旬東京代々木公園で開催の「北海道フェアin代々木」への出店チャンスが与えられる。また、今後の改良に役立てる貴重な意見としてアンケートの協力を呼び掛けた。
localfood3.jpg 開場前から続々と人が集まり、11:00から開会式が開かれ、杉江俊太郎実行委員長は、「新しい商品を作りたいが一般の人の意見を聞きたい、販路が分からないなど、地方の店の発展のために支援しようとするイベント。北海道の短い夏の最後の土日に開催し、沢山の方に美味しい物を食べて楽しんでもらい」と挨拶。
 ステーキ丼・小樽あんかけ焼きそば・米粉たこやきのテント前には、長い列ができていた。各店舗が工夫を凝らした商品が来場者の興味を引いた。
 田中酒造では、甘酒を練りこんだクリームチーズと白あんの甘酒せんべいを新開発。菓匠おたる六美は、冷やして食べると新食感の余市のリンゴと山葡萄味のくずもちバー。
 支那そば愛幸は、イカ墨・トマト・オカラを入れた美容に良いブラック餃子。菊地商店は八百屋さんの「後志ごろごろ野菜カレー」、野菜の具は後志産に拘り、米も仁木産のきたくりん、後志産グレード白米を使った。
localfood2.jpg 小樽地鶏本舗直営店鳥ま津は、地鶏炊き込みご飯に地鶏スープを注いだスープ飯。1200・15:00各30食、18:00に40食の限定。
 アイコファーム(仁木町)は、アイコトマトをふんだんに使い鶏肉を入れて6時間煮込んだパキスタンカレーで、水を使わない濃厚なカレーに仕上げた。
 米を棒状に練った上にかにを盛り付けたかにたんぽは小樽ポセイ丼。小樽近海わかめをたっぷり盛り付けたおたるそば処天狗山・本野雄次郎商店。
 ぱんじゅうの小樽桑田屋は、糖度13度の仁木産トマトメグちゃんとコラボした商品開発に取り組み、トマトを練りこんだシフォンケーキとぱんじゅうを新販売した。会場で、試食もでき、同社・桑田裕代表取締役と大川雅之常務取締役も揃って販売に協力した。
 会場には、後志の食材を使った自慢の商品が勢揃いし、食を楽しむ多くの人で賑わった。60歳代と70歳代の従姉妹は、「留寿都村のキムチを買いに来た。初めて来たけど、多くの人で賑わい良いイベントだと思う」と話した。
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