8月7日に七夕の催し 博物館運河館



 小樽市総合博物館運河館(色内2)では、8月7日18:00から20:30まで、七夕の催し「はくぶつかんのたなばた」を同館中庭で実施し、9組の親子が参加した。
tanabata1.jpg 同館の女子学芸員らが浴衣で参加し、同館ボランティア5名の協力で、短冊に願いごとを書いて笹飾りに吊るしたり、カンテラ作りやロウソクもらい、星空観測会を行い、七夕を楽しんだ。
 七夕は、7月7日の夕べに行われることから付けられ、織姫と彦星が1年に1度再会する日という伝説がある。北海道や8月盆の地域では、8月に七夕を行うところが多い。
 最初にカンテラ作りが行われた。空缶に模様になるように工夫して、釘で穴を開けた。中にロウソクを立て、針金をつけて持てるようにした。カンテラの表面にマジックで好きな絵を書き、40分ほどでオリジナルカンテラが完成した。
tanabata2.jpg 七夕の伝統行事のひとつ「ろうそくもらい」の歌を、石川館長の指導の下、「ロウソク出せ 出せよ 出さないと かっちゃくぞ おまけに 食いつくぞ」と繰り返し練習した。
 博物館周辺の小樽市観光物産プラザ・glass art N+(ガラス工房)・富樫燃料店の3件を、ロウソクを灯したカンテラを持って回った。ロウソクもらいの歌を元気に歌ってはお菓子をもらい、参加者は喜んだ。
 運河館中庭に戻り、暗くなるのを待って星空観測会が開かれた。天の川に輝く夏の大三角形(ベガ・アルタイル・デネブ)や土星を、2台の望遠鏡で順番に観察した。織姫のベガ・彦星のアルタイルと七夕の伝説に思いを馳せ、親子で日本の伝統行事に親しんだ。
 初めて参加した石田能々さん(10)は、「カンテラ作りでは、缶に釘を打つのが大変だった。ロウソクもらいの歌を初めて歌い覚えた。お菓子をもらって楽しかった。また、参加したい」と話した。