桜陽校生が交通安全啓発! "無事カエル"を配布


ohyokotuanzen1.jpg 秋の交通安全運動(9月21日~30日)に合わせ、小樽桜陽高校(長橋3・白鳥真次校長)は、9月25日(月)16:00から、市道長橋十字街交差点で、赤信号で停車したドライバーに、交通安全を願う「無事カエル」マスコット80個を配布し、交通安全運動に協力した。
 同校生徒・職員・小樽警察署・オタモイ自動車学校・長栄町会・交通安全指導員・市生活安全課の46名が参加した。
 生活安全課・杉本明課長は、「今年も交通事故で4名が死亡。ドライバーや歩行者が気をつけることで防げる事故」と、交通安全啓発の意義を呼び掛けた。
 無事カエルのマスコットは、1978(昭和53)年、埼玉県の高校生が始めた活動で、地元小樽の交通安全啓発の一助にと、同校も2013年(平成25)年から始めた。
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 今年も、同校のお菓子研究同好会・2年生8名が中心となり、7月頃から製作に取り掛かり、フエルト製のカエルの口やほっぺの色や形などを変え、表情にバリエーションがあるカエル118個を完成させた。そのうち80個をドライバーへ配布し、残りを、警察署と市生活安全課に手渡した。
 カエルを製作した女生徒は、「事故が減るように、無事カエルに思いを込めて作った。もらったドライバーにかわいいと思ってもらえれば」と話した。
 長橋十字街の小樽駅方面へ向かう歩道に参加者全員が並び、長栄町会メンバーは、交通安全を訴える旗波を作り、高校生は、赤信号で止まった車のドライバーに、「気をつけて運転してください」とカエルのマスコットを渡した。
ohyokotuanzen3.jpg 思いがけない可愛い贈り物に、ドライバーの顔もほころび、「ありがとう」と笑顔で応えた。
 生徒会執行部の川村くるみさん(1年)は、「身近なことから心がけてもらうことが大事で、地域に貢献できて嬉しい」と話し、同会・体育委員長の福田稀羅々さん(2年)は、「運転手さんが心良く受け取ってくれて嬉しかった」と話した。
 30分ほどで80個すべてを配り終え、啓発ボランティアは終了。同校では、学校近隣の高齢者住宅の除雪ボランティアにも、積極的に協力している。
 小樽桜陽高等学校HP 平成29年秋の交通安全運動実施計画
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