シルバー人材センターで冬囲い講習会


yukikakoi1.jpg 公益社団法人小樽市シルバー人材センター(東雲町9)は、9月11日(月)・12日(火)の2日間、9:00から15:00まで、同センター玄関前庭で、冬囲い初心者講習会を開いた。
 冬囲いの季節が始まる前に、初心者会員11名と一般市民を対象に、冬囲いの基本的技術を習得してもらおうと、同センターの冬囲いの達人、小樽市公園管理経験者の松本和男さんと造園業に長年勤務していた金澤和男さんの2名が講師を務めた。
 同センターは、おおむね60歳以上の高齢者が、働くことを通じて社会に参加し生きがいを見つけ、健康の増進を図り活力ある地域社会づくりに貢献することを目的とした団体。現在363名の会員が所属し、平均年齢は71歳。植木の剪定や冬囲い・大工・宛名書き・清掃・食事の支度など、多岐に渡る仕事を提供している。
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 また、依頼者に良い仕事を提供できるように、新たな技術を身につけたい会員の技能習得のため、各種講習会を実施している。
 同センターの重要な仕事の1つの冬囲いは、10月末~12月中旬に行われ、昨年は620件の依頼があった。
 講習会で参加者は、ヘルメットを被った作業服姿で、アオキ・アジサイ・ツツジを使って囲い方を学んだ。
 囲う木を竹さおで押さえて縄で結び、むしろやネットで覆った。縄の結び方が重要で、結び目を裏側に隠すようにして、綺麗に見せる(景観)のも冬囲いの仕事だという。
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 松本さんは、同センターに入って13年目。松本さんのグループは4名で約80件を担当。金澤さんも2~3名でグループを作り、60件を担当したという。「11月に雪が降り、そのまま根雪になった年もあり大変だった。雨が降ったり、手が悴んでしまうこともある。梯子や脚立は安全に使う」と話した。
 12日(火)も9:00~15:00に行ない、雨天の場合は室内で講習会を実施する予定。9月23日(土・祝)はシルバーフェスタを、10月11日(水)・12日(木)は、キャリアアップを目的に、冬囲いボランティアを実施する予定。
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