市長の条例違反を質す!市議会代表質問


 小樽市議会(鈴木喜明議長)第3回定例会の代表質問が、9月11日(月)13:00から、市役所(花園2)本会議場で行われ、自民党・酒井隆行、民進党・面野大輔の両議員が、それぞれ質問した。●質問要旨
 今議会で注目となっている、森井市長の後援会関係者がオーナーを務める観光船事業者への高島漁港区における一連の許可が条例違反であるとした、市コンプライアンス委員会報告について、酒井議員は、「法令や条例の趣旨を理解していれば、許可するような案件ではない」とし、市長の見解を求めた。
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 市長は、「今回コンプラ委から指摘され、私たちの認識が間違っていたということであるので、指摘を踏まえて考え方を改めなければならない」と答えた。
 「許可にあたり、市職員から反対意見が無かったか?」の質問に対して、市長は、「反対意見は無かったと確認している」と答えており、一連の許可に関わった市長周辺の職員の中には、市議会議員やコンプラ委が持っている、ごく常識的な条例解釈の力が欠如していることが明らかになった。
 また、面野議員の、「条例違反であることを想定した準備を何かしていたか?」との質問に対し、市長は、「適正な行政手続きを進めてきたと認識していたので、条例違反を想定した準備はしていない」と答え、自らの誤った行政執行を自信満々に進めていたことを曝け出した。
 「是正措置が遅れると業者に与える損害も大きくなり、その結果、小樽市にも損害を与える可能性がある」ことについての認識を求められ、市長は、「速やかに是正措置を講じなければならないと認識するが、どのような措置が適切なのか検討中」と答えるなど、コンプラ委の報告から3週間が経過するにも関わらず、相変わらず一向に自らの責任を引き受けないのらりくらりの姿勢に終始した。
 H290911小樽市議会 本会議(代表質問)1
 H290911小樽市議会 本会議(代表質問)2