3連休はイベント盛り沢山! おたる水族館



 おたる水族館(祝津3)は、9月の3連休(16日~18日)にあわせ、子どもから大人まで楽しめる多彩なイベントを企画。9月17日(日)は、台風の接近が懸念される中、大勢の家族連れで賑わった。
0917otaruaqua1.jpg 海獣公園の石浜では、アザラシの絵が描かれた5個の石を探す「ゴマストーンをさがせ!」が開かれ、14:00時点で、3個のゴマストーンが見つかり、残り2個を探していた。発見者には、サケ1本がプレゼントされる。石探しを断念した人達は、岸辺のカニを見つけて楽しむ姿も見られた。
 札幌から3家族で訪れていた山本純己さんは、なんと2個を発見し喜んだ。1つ目を見つけ、怪しい石に弾きつけられひっくり返すとアザラシの絵が描かれていたという。「子ども達も大はしゃぎ。子ども達に見せたくて頑張った」と話した。
 14:00から同会場で、第2弾「カニくんVSアザラー」トーク対決が開かれた。昨年から始まったこの対決は、それぞれにカニとアザラシが大好きな同館の飼育員カニくんこと加藤健司さんとアザラーこと新野雅大さんの2人が、熱いトークで対戦。聞いていた来館者の支持で勝敗を決定する仕組み。
0917otaruaqua2.jpg 今回は、カニとアザラシの「一生」や「長寿」をテーマに熱い闘いを繰り広げた。
 アザラーの先攻で試合が始まり、アザラシの寿命について語った。25~30歳の寿命と言われ、年齢については、歯を見るとと分かるという。かつて同館で生活していた長寿のトラは46歳、イヨは44歳と長生きだった。海と繋がったプールで、体幹が鍛えられ、好き嫌いがなかったのが長生きの秘訣だと語った。
 一方、カニくんは、美味しいズワイガニの見分け方を語った。2枚のズワイガニの写真を見せてどちらが美味しいカニなのか質問。カニの甲羅にフジツボなどがついているカニの方が美味しいと判明。カニは殻を脱ぎ脱皮をするが、直後は身も痩せていて、脱皮してから時間が経っているカニの方が美味しい。
 カニの目のところに、脱皮を制御するホルモンが出ることが分かったなどを、制限時間5分以内で語った。その後、参加者の判定により、カニくんの方に僅差で多く並び勝利となった。
0917otaruaqua3.jpg 第1弾は、7月17日に実施され、アザラーが勝利を得ている。昨年の3本勝負とラジオ出演を合わせると、通算で3勝3敗の引き分け。第3弾11月3日(月・祝)12:20から「研究のお話」の対決に注目が集まる。
 2017(平成29)年の特別展第3部作の最終章「北海道のサケたち」が、本館1階パノラマ水槽前で始まった。川で生まれたサケは約4年間大海原を回遊し、繁殖のために生まれた川に戻る。サケが残す「命のつながり」にスポットを当てた。
 会場の円錐の水槽では、遡上したぼろぼろのサケ(ほっちゃれ)と川に生きる生物(ウグイ・モズクガニ・スジエビ等)、別の水槽に採卵したサケの卵を展示し、繁殖場所やふ化の日数・水温について解説した。また、さけのふるさと千歳水族館の協力で、野生のサケを撮影した映像も見ることができる。
 18(月)は、14:00から「ウミガメの給餌体験」、敬老の日にちなんで16:00から「高齢動物の話」などが開かれる。
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