心に響く札幌緑花会作品展!長崎屋小樽店


ryokukakai1.jpg 社会福祉法人札幌緑花会グループによる「緑花作品展」が、9月28日(木)・29日(金)9:00~17:00(最終日15:00)の日程で、長崎屋小樽店(稲穂2)1階公共プラザで開かれている。絵画・書道・写真・手芸品・貼り絵など多彩な作品が展示され、28日は買い物客らが立ち寄り興味深く鑑賞していた。
 同作品展は、年1度、施設や活動を知ってもらうことを目的に開催され、今年で23回目となった。同法人関連グループの利用者や家族・職員や職員OBの協力で、多彩な作品が集まり、会場は華やかな雰囲気に包まれた。
 28日(木)11:00頃、生活介護をする「デイ松泉」11名の利用者が展示会場に訪れ、自分が関わった作品の前で写真を撮ったり、他の人の作品を鑑賞して楽しんだ。
ryokukakai2.jpg 職員のアイディアも多彩で、紙のコーヒーフィルターをカラフルに染色して花を作り、葉っぱの模様を利用者にも手伝ってもらい完成させた花のアート作品。コーヒーミルクが入ったプラスチックのカップを沢山集めて並べ、デコレーションケーキを作ったり、そのミルクのふたで花を作ったり、アイディア満載の作品ばかり。作品からこつこつと日々参加する姿が想像でき、見た人を優しい気持ちにさせてくれる。
 絵が好きな利用者の「陽子さんの世界 みー子」の作品は、沢山の人で丁寧に描かれ、昨年よりもバージョンアップ。心に響く作品が多い。
 色紙を小さくちぎって花火や太鼓に貼った”祭り”をテーマにした作品や、ひまわり・風鈴・金魚を描いた夏バージョンのちぎり絵。大きな作品はみんなの力の結集だ。手芸が大好きで、お母さんから教わった手毬は見事で、作者の写真入りで紹介されている。
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 施設創立当初から携わる職員OBの谷口恵美子さんは、紙粘土素材のひな飾りを初出展。作れる人から手ほどきを受け、孫のために製作したという。「オリジナルで製作し、顔を書くのが大変だった。皆さんに見てもらって嬉しい」と話した。
 同会・担当職員の山崎貴思さんは、「利用者と職員が楽しく会話をしながら製作している。頑張っている姿を、多くの方々に知ってもらいたい」と話した。
 札幌緑花会作品展 9月28日(木)・29日(金)9:00~17:00(最終日15:00)
 長崎屋小樽店(稲穂2)1階公共プラザ・入場無料
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