街頭啓発! 警察・海上保安・税関が連繋


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 函館税関小樽税関支署(港町5)は、薬物乱用防止を呼びかける街頭キャンペーンを、10月25日(水)15:00から、JR小樽駅前正面出入口で実施した。
 国民の安心安全を脅かす麻薬・覚醒剤などの不正薬物や銃器等、知的財産侵害物品、偽造クレジットカードなどの国内流入を水際で阻止するため、密輸取締りに全力を挙げている。
 同支署・小樽警察署・小樽海上保安部の各機関が共同で、毎年春と秋の強化期間に合わせ実施。啓発物200セットを通行人に配布し、薬物乱用防止啓発と海外旅行者が覚醒剤をはじめとする不正薬物の「運び屋」となるケースや、密輸に関する情報提供を呼び掛けた。
yakubutsu2.jpg 各機関のマスコットキャラクターの「ほくとくん」「うーみん」「カスタム君」も参加し、子どもや外国人観光客との写真撮影に応じていた。
 2016(平成28)年及び2017(平成29)年の函館税関管内における関税法違反事件の概要について、2016(平成28)年に摘発した関税法違反事件のうち、不正薬物事犯は10件で、覚醒剤3件・大麻5件・麻薬1件・指定薬物1件、2017(平成29)年1〜8月は、社会悪事犯5件を摘発している。
 告発処分状況では、2016(平成28)年に23件を告発。不正薬物事犯21件(覚醒剤2件・大麻1件・麻薬5件・指定薬物13件)、知的財産侵害事犯1件、無許可輸入事犯1件。2017(平成29)年1〜8月は11件を告発。不正薬物事犯6件(麻薬2件・指薬物4件)、偽造クレジットカード輸入事犯4件、知的財産侵害事犯1件。
yakubutsu3.jpg 小樽での主な摘発処分事例は、2014(平成26)年12月に、ロシアから小樽港に入港したカンボジア王国籍船舶のロシア人乗務員2名が、円形の研削砥石に擬装した覚醒剤6塊を陸揚げの上、小樽市内の入浴施設のロッカー内に隠し、保管していたものを発見・敵発した。受け取り人と見られる日本人男性1名も札幌地方検察庁に告発した。
 2016(平成28)年4月に、カナダから東京国際空港(羽田)に帰国した日本人男性の携帯品靴下7足から、大麻種子126粒を発見・摘発した。同年6月、北海道厚生局麻薬取締部と共同調査の上、日本人男性1名を札幌地方検察庁に告発。
 11月1日(水)11:00~12:20、北海道小樽水産高等学校(若竹町9)で、「薬物乱用防止教室及び麻薬探知犬による薬物探知デモンストレーション」を実施。講師は、小樽税関支署菅原秀和管理課長が務め、税関広報DVDの上映や函館税関の概要を説明し、不正薬物密輸入及び薬物乱用防止の啓蒙や麻薬探知犬によるデモンストレーションを実施する予定。
 函館税関
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