全国地域安全運動期間(10月11日~20日)が、人と地域と社会の絆を強めることを目的に始まった。初日10月11日(水)は、安全・安心なまちづくりの日。
16:30からウイングベイ小樽(築港11)5番街ネイチャーチャンバーで、「安全・安心なまちづくりの日市民の集い」が、安全・安心なまちづくりの気運を高め、市民の意識と理解を深めようと開かれた。

五宮会長は、「防犯を抑止し、地域社会の安心感を築く鍵は、住民自身の防犯活動にある。本日のイベントは、自らの町を自らが守るという意識を高めてもらいたい」と呼び掛けた。
山口署長は、「窃盗・暴行等で警察への届け出件数(2017年9月末現在)は、昨年と比べ89件減の384件。女性に対する痴漢、いたずらの事案も多数発生している。振り込め詐欺については3件発生し、被害合計金額は1,100万円。息子や孫になりすまし金を要求する。現在、全道に特殊詐欺警報発令される非常事態。交通事故での死亡事故は、昨年同時期より1件多い4件。ケガ人を伴う事故は178件と、前年より17件多い」と、一層の協力を求めた。

おたる自主防犯ボランティア団体連絡協議会・前田俊明会長は、「自然が共生するまち小樽。小樽に生きる住民の1人として、自らがこのまちの治安を守るという誇りを持ち、安全で安心なまちづくりに向け、防犯活動を実施する」と宣言。
引き続き、1日警察署長に委嘱された緑小学校1年生男女4名は、「お金をだまし取ろうとする詐欺の電話に気をつけてください」、「知らない人について行かない」、「みんなが笑顔で暮らせる小樽を作るために、みんなの力を合わせましょう」と元気に地域安全宣言した。
その後、小樽出身で地元で活動するマジッシャン・たっちによる華麗なマジックを披露し、来場者を楽しませた。
閉会後、1日警察署長らは、振り込め詐欺を防止する啓発物100部を配布する街頭啓発活動を行った。藤川侑真君(6)は、「緊張したけど、上手くできた」と話した。
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