香港カップル 市役所で婚姻届


 小樽市役所(花園2)1階市民ホール11番窓口で、10月26日(木)14:20、香港から訪れたカップルが婚姻届を提出し、受理された。
legalwedding1.jpg 同市は、外国人カップルが、日本の法律の下、婚姻の手続きを行う「リーガルウェディング」を受け入れている。2014(平成26)年5月20日に初めて香港カップルを受け入れ、、今回で6件目となる。現地の役所に婚姻の記録が残り、法的な効力がある。
 今回婚姻届を提出した新郎・呂柏浩さん(35)と、新婦・陳媛婷さん(37)は、共に会社員で国籍は中国。
 新婦の陳さんは、10年前に訪れた小樽の静かな雰囲気が気に入り、また、映画「ラブレター」の影響が強く、ロマンチックでクラシックな町小樽で、ぜひ結婚式を挙げたいと強い希望があった。新郎の呂さんは今回が初めての小樽となる。
 10月26日を選んだのは、紅葉時期を狙ったためだという。札幌から小樽入りし、13:00から、倉庫群が立ち並ぶ運河沿いの小樽チャペル(港町)で挙式後、ドレスとモーニング姿のまま市役所へ移動。
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 市役所担当者から説明を受けてサインし、婚姻届を提出。受理証明書が交付され、職員や居合わせた市民から、温かい拍手が贈られていた。
 新郎の呂さんは、「緊張したが、すごく楽しかった」と話し、新婦の陳さんは、「すごく幸せ。興奮した。良い思い出になった」と喜び、「今後、家族で小樽に旅行したい」と話した。
 産業港湾部観光振興室では、「小樽に憧れを持つ外国人が、リーガルウェディングを活用して自国で宣伝し、インバウンドへPRするきっかけとなれば」と期待を寄せている。
 今後も、海外からの観光客誘致、リピーターの誘致に向け、リーガルウェディングの受け入れを進める予定だ。事前に自国で婚姻手続きをしていない独身者が対象。
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