"ジゼル"で魅了! 直江博子創作バレエ研究所60周年


naoeballet1.jpg 直江博子創作バレエ研究所(上野亜希子代表)は、創立60周年記念第30回発表会を、10月28日(土)18:00から、小樽市民会館(花園2)大ホールで開いた。客席はほぼ埋め尽くされ、2時間ほどの公演に、観客は時間を忘れて見入っていた。
 記念発表会に相応しい演目として、アドルフ・アダンの名曲によるロマンティックバレエの最高傑作「ジゼル」全2幕を披露。ジゼル全幕は8年ぶりとなる。
 恋人の裏切りを知り精霊となっても恋人を愛し続ける少女・ジゼル役に、小樽潮陵高校2年の山内茉莉華さんが、恋人役のアルブレヒトには、清水健太さんが演じ、繊細でドラマティックな演技に観衆を魅了した。
naoeballet2.jpg 同研究所の生徒と東京・札幌から8名のゲストダンサーを含め約50名が出演し、ステージを華やかにした。
 全2幕を終えたカーテンコールでは、出演者に加え、演出・振付を担当した上野代表も登壇し、観客に挨拶。拍手の渦が沸き起こった。
 同研究所は、1957(昭和32)年に直江博子氏が創設。現在は、娘の上野さんが代表を務め、生徒を指導。また、小樽市文化団体協議会常任理事となり、小樽の文化芸術振興に取り組んでいる。日頃の練習の成果を発表するために、バレエ発表会とバレエコンサートを交互に開催している。


 山内さんのクラスメイト・葛西真穂さん(17)は、「山内さんは、今日のために頑張って緊張していたので、お疲れ様と言ってあげたい。元気でスポーツもでき、みんなにフレンドリーな人。踊る姿は普段と全然違っていて、驚き感動した。バレエを観たのは初めてで、また観てみたい」と話した。
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