お札に描かれた建物・建築家! 金融資料館特別展



 日本銀行旧小樽支店金融資料館(色内1)は、11月17日(金)~2018年2月20日(火)、特別展「たてものいろいろーお札に描かれた建物・建築家」を開催する。
nichigin1.jpg 開催に先立ち、16日(木)14:00から、報道関係者に公開され、関口かをり学芸員による説明があった。
 同資料館は、2003(平成15)年に開館し15周年を迎える。おおむね年1度のペースで、特別展を開催し12回目となる。
 建築家・辰野金吾や長野宇平治らの設計による由緒ある同建築物の旧金庫室を会場に、特別展のみ公開し、紙幣に描かれた建物を切り口に、世界遺産のエッフェル塔(フランス)と設計したエッフェル氏の肖像画が描かれた紙幣をはじめ、約90点を、教会・大学・議会等の7つのケースに分けて展示している。
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 日本の紙幣では、1944年発行の5円札には北野神社、1944年発行の100円札には法隆寺夢殿が描かれ、裏には法隆寺、1946年発行の10円札には国会議事堂が描かれ、3種類4枚を展示している。
 建築家の肖像とその建築家のたてものケースでは、フランスで活躍した建築家のル・コルビュジエの肖像画とモデュロール作品が、1957年発行の10フランの縦型紙幣に描かれている。
 外国では、偽造防止のためかプラスチックシートに印刷されたポリマー紙幣も発行され、ここでは、オーストラリア連邦5ドルに議会が刻まれている。
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 世界遺産のたてものケースでは、イタリアのピサの斜塔やドゥオモ広場、カンボジアのアンコールワット、万里の長城などが紙幣に刻まれ、世界の色鮮やかな紙幣を楽しむことができる。
 特別展「たてものいろいろーお札に描かれた建物・建築家」
 11月17日(金)〜2018年2月20日(火) 水曜日・年末年始(12月29日〜1月5日)休館
 4月〜11月9:30〜17:00・12月〜3月10:00〜17:00
 日本銀行旧小樽支店金融資料館(色内1)1階金庫室 入館無料
 金融資料館
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